けむしろうの部屋別館

2006/01/25(水)00:38

ミッフィー・うさこちゃん・ネインチェ(その2 -名言 -)

書籍・漫画(12)

1月22日の日記の続きです。 ディックブルーナの公式ページには日本語もありました。 →公式サイト(日本語) オランダ語も英語も日本語もすべて内容は同じのようです。 このサイトではディックブルーナの成功の秘密と題する文章が掲載されています(引用中の文字への色付けは私による)。 (前略) ディックの作品における最も重要なことは、彼が何をいわんとしているかが、絵の中に鮮明に現されていることです。世界中の子供たちには、ディックの描く犬は、犬であって、馬には見えないのです。(中略) ディックの成功のひけつ? それは単にlessによってmoreをつくりだすことです。 (注)「表す」ではなく「現す」となっているのは日本語サイトでの表記のままです。ちなみに英語では"Dick's work is the clarity of what he wants to say in his pictures"とclarityという単語を使ってます) 特に最後の一節「lessによってmoreをつくりだす」(英語では"Dick simply does more with less")は成功者にしか与えられない名言ですね。 私がこんなこと言っても何の説得力もありませんが、ブルーナの描くイラストを見ていると重みを感じます。 何かを表現するのに余計なものはどんどん省いて、より少ない簡素な描画によって、見る人により多くの想像力を与え、また明確な意図を伝える。 なかなかできることではありませんが、クリエイターにとっては理想的な姿なんではないでしょうか。 私もコンピュータシステムというものをクリエイトする仕事をしていますが、この考えには同感できます。 "I simply do more with less" これを心掛けて仕事をしたいです。

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