カテゴリ:夢の実現
孫娘のお雛様 以前、ある本で次のような趣旨の主張を読んだことがあります。 『「強く心に願っている夢は必ず叶う」という話をよく聞くが、もしそれが本当なら倒産する会社も、ガンで死ぬ人もないはずである。 倒産しそうな会社が倒産しないようにと最も強く願っているのは、その会社の社長に他ならないし、ガンにかかって死にたくないと最も強く思っているのは、その患者本人に他ならない。 しかし、現実に倒産する会社もあれば、ガンで死ぬ人もいる。 だから、「強く心に願っている夢は必ず叶う」などという事はあり得ない』 皆さんは、この主張を聞いてどう思われますか? ここで重要なことは脳の機能です。脳には否定的(ネガティブ)な願いは通用しないということです。 試しに実験をしてみましょう。皆さんに一つお願いをさせていただきます。 「ピンクの虎をイメージしないで下さい」(心に思い描かないでください) このお願いを聞いて、皆さんの心にどんな事が起こったでしょうか? 多分、皆さんの心の中にピンクの虎が描き出された事と思います。そして次の瞬間に、慌てて「あ! イメージしちゃいけないんだ!」と気付いて、これを打ち消そうとしたのではないでしょうか? でも、打ち消そうとしても、心の中に描かれたピンクの虎は、今も残像のように残っていませんか? これが私たちの脳の特性で、「脳には否定的(ネガティブ)な願いは通用しない」のです。 今ここに、チームとしての実力が互角で、勝負は時の運と言えるような甲乙付けがたい2つのサッカーチームがあったとします。 このチームが今から試合に臨むという時、Aチームの監督が「さあ、今日は勝ちに行こう!」と選手たちに声をかけました。 Bチームの監督は「今日は絶対に負けるなよ!」と激励しました。 勝負の女神(時の運)は、どちらに微笑むでしょうか? Aチームのメンバーは「勝つ」と言う言葉を聞いて、勝利の喜びを味わっているポジティブなイメージを描きながらピッチに散っていったに違いありません。その時、選手たちの心の中には、勝利したいという「Want」な闘志と、リラックスした平静さが共存していたことでしょう。 Bチームの選手たちは「負ける」という言葉を聞いて、敗北にガックリきているネガティブなイメージを一瞬心に描いた後、これを慌てて打ち消しながらピッチに散っていったはずです。その時の選手たちの心には、負けてはならないという「Must(Have to)」な闘志と緊張感が共存していたことでしょう。 この場合、よほどのアクシデントでもない限り、Aチームの勝利する確率が高いと言えましょう。 さて、話を元に戻しましょう。人生は心に思っていることが実現します。もう少し厳密に言えば、「心に思い描いているイメージ通りになる」のです。 「倒産したくない」といつも願っている社長は、「倒産」というネガティブなイメージをいつも心の中に描いては、慌ててそれを打ち消しています。しかし、脳はその打消しを受け入れません。 結果として、いつも「倒産」というネガティブなイメージを抱いて生活することになるため、「倒産」という現実を引き寄せてしまいやすい、と言えましょう。 「ガンで死にたくない」と思っているガン患者は、「ガン」と「死ぬ」という二重の強烈なネガティブなイメージをいつも心の中に描いては、慌ててそれを打ち消しています。しかし、脳はその打消しを受け入れません。 結果として、いつも「ガンで死ぬ」というネガティブなイメージを抱いて生活することになるため、「ガンで死ぬ」という現実を引き寄せてしまいやすい、と言えましょう。 従って「ネガティブな言葉を打ち消した夢は、ネガティブな方向に実現する」可能性が高いのです。 換言すれば、『ポジティブで、何としても叶えたい「Want」な夢』だけが、望んだように叶う、と言えましょう。 景子さんはガンを直すことを目標にせずに、その先の『2月に入籍、4月に結婚式』という「Want」でポジティブな夢を、鮮明にしかも強く心に描いておられます。 この夢はきっと叶うことでしょう。いや「何としても叶えて欲しい」と願わずにはおれません。 賢ちゃんには、ただ、皆さんと一緒に祈らせていただく事しかできませんが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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