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コーチ賢ちゃんの「コーチング談義」

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2013年11月25日
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カテゴリ:夢の実現
 賢ちゃんは、浜松市の「民生委員・児童委員」を拝命しており、部会活動では「児童福祉部会」に入って学びを続けております。

 11月21日には、この部会の研修で「ながかみ保育園」を見学し、野村弘子園長先生より詳しく説明をして頂きました。

2013.11.21 ながかみ保育園.jpg

 この保育園は、児童発達支援事業所「ながかみ」という障害を持つ子どもを預かる施設と併設されていて、健常の子どもも障害のある子どもも、同じ生活環境で育てたいという、野村園長の夢が実現されていることに、驚くと共に、賢ちゃん深く感動しました。

 食事の時間や昼寝の時間など、決められた時間はあるものの、それ以外は子どもが自由に行動できるようにしているそうで、障害のある子にも、職員は最低限の支援をするにとどめ、自主的に自分で行動するよう促しており、健常の子どもたちが障害のある子を主体的に助けてくれている、とのことでした。

 『健常の子どもも障害のある子どもも、同じ生活環境で育てることで、障害のある子には「自分で生きる力(自立心)」を、健常の子どもには「労りや思いやりの心」を育むことができる、という素晴らしいメリットがあるんです』

 『足に障害がある子どもの部屋が2階の場合、階段を這って上がるのに最初は40分もかかったのですが、1ヶ月もすると要領を覚えて、実に器用にするすると短時間で階段を這い上がるようになっていったんです』

 『障害のある子でも、今後自分で生きていくために、それぞれの状態に合わせて、自分で可能な事は自分でできるように、力を付けさせてあげることが重要だと考えての事なのです』

 『園庭には、ご覧のとおりジャングルジムやブランコなどの人工物は無く、木が植えてあるだけの自然のままの広場になっていて、遊びは子ども達が自由に考えて創り出しています。将来この木が大きくなって、鎮守の森の様になって欲しいと願っています』

2013.11.21 ながかみ保育園2.jpg

2013.11.21 ながかみ保育園3.jpg

 「子ども達を、自然の中で、のびのびと自由に育てたい」という、野村園長の熱い思いが、賢ちゃんの心を強く打ちました。

2013.11.21 ながかみ保育園4.jpg
昼寝の準備(大きな子どもが、幼くて自分の布団を敷けない子どもの分まで、自主的に敷いてあげている)

 この園を創るに当たって、園長が浜松市に相談し補助金を得たいと申請をしたところ、健常の子どもの「保育園」は「保育課」、障害のある子の「児童発達支援事業所」は「障害福祉課」で、窓口が異なっており、これを併設するための補助金は出せない、と断られたとのこと。

 一時は、この夢は諦めるしかないかと落胆した園長でしたが、隣接する老人福祉施設「長上苑」を経営する、社会福祉法人「七恵会」の理事長に相談してみたところ、園長の構想に共感した理事長が、建設費を出資してくれる運びとなり、この夢が叶ったのだそうです。

 「夢を心に鮮明に描き、実現を強く願いながら、本気で努力をし続ければ、必ず応援者が現れ、その夢は叶う」とメンタリングで言われていますが、これはそれを絵に描いたような好例で、私の体の中を深い感動が駆け抜けた瞬間でした。

 縦割りの行政が改められ、野村園長の思い描くような理想的な保育施設が、日本中に幾つもできるようになるために、民生委員・児童委員として、コーチを職業に持つメンターとして、今自分にできる事は何か?

 自問自答を続けている賢ちゃんです。

 先ずは、野村園長のこの活動を、多くの方に知ってもらう事から・・・

 「ながかみ保育園」のユニークな活動「親子ひろば」については、次回に譲ります。






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最終更新日  2013年11月30日 07時09分47秒
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