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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画(邦画)
ゲームが映画になる、とロクな事にならない。
と言うのは、私の中でのジンクスような物です。 その昔「弟切草」と言う映画を見た。最悪の出来だった。 「バイオハザード」これはテレビで見た。途中で寝た。 でも「サイレン」には期待した。堤幸彦が監督だったから。 堤幸彦。 ドラマの演出家としてファンが多く、私もご多分に漏れず、数々の彼のドラマのファンである。 「金田一少年の事件簿」「サイコメトラーEIJI映児」「ぼくらの勇気 未満都市」 「ケイゾク」「池袋ウエストゲートパーク」、そして、「トリック」。 その世界観は独特の不思議な雰囲気を醸し出す。 ハッキリ言って、R指定がいいんじゃない?と言うギリギリの物が多い。 その堤さんが映画監督として、これまたR指定のゲーム「サイレン」を映画化する。 これはワクワクする企画でしょ。 感想は。。。 これは、ホラーじゃないんじゃない。。。 元々こんないきさつで見に行った映画だからホラーを期待していたわけではないけれども、 まさに堤ワールド、と言う感じ。 不思議な世界が、主人公・市川由衣を通して展開していく。 サイレンが鳴ったら、決して外へ出てはならない閉鎖された伝説のある島。 彼女は何を見たのか。 サイレンには何の意味があるのか。 心理描写は見事だった。 ストーリーに仕掛けられたワナも。。。 そして、西田尚美と嶋田久作と壊れた森本レオが恐かった。 堤ワールドって元々悪夢のような世界だけれども、夢に出てきそう。ホントに。 ウチには、実は、このゲーム(1の方ね)があるのですが、 家の中を探索する、島を探索する、隠れる、アイテムを見つける。 要所要所にゲームの目線が見事に反映されている。 ゲームの中に異界が見える仕組みがあるのだけれども、 この世界も、時々変わったカメラワークで見せるようになっている。 この辺は、ゲームを知って、この映画を見に行った物だけが知る醍醐味かも。 と言う事で、ゲームを映画化。見事に成功した感じ。 堤ワールドが好きで、ホラーも持ってこい!な方には楽しめると思います。 さて、堤さんと言えば、「トリック」が公開間近です。 予告、面白かった。6月が待ち遠しい。 ・サイレン FORBIDDEN SIREN@映画生活 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月23日 20時11分56秒
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