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見取り八段・実0段

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2009年11月15日
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カテゴリ:2009年ドラマ
ここにいる俺は俺じゃないみたいだ。


ここで起こる事は、どんな生々しい事でも何故かリアルには感じられない。

もしかして、俺はもう、夢の中にいるんじゃないだろうか。
永遠に醒める事はない・・・

もし、斬られれば、この血は流れるんだろうか。




仁の評判は瞬く間に江戸中に広まり、「南方大明神」の護符まで
作られる始末・・・


先生は、今、光輝いちょる。


と坂本龍馬は言う。

やっかむ人間も出てくるから、ばっさり斬られないように
気を付けろ、と笑いながら龍馬に言われた仁は、
何故かそんな事に対する実感も湧かないでいた。


医学館の奥医師である多紀と対面した仁は、素性を問いただされるが
当然言うことはできず・・・

龍馬が上手く誤魔化してその場を収めた。

その時、多紀の側近である福田がその場で激しい腹痛を
訴えて倒れる。


仁は胃潰瘍穿孔かも知れないと診断し、多紀たちの前で
手術を行った。

手術は成功したが、多紀の表情は晴れなかった。


あの男がいる限り、我々は滅びる



西洋医学所では、役所から役人を迎えていた。

佐分利の医術用の刃物が、女の遺体の側から見つかったからである。


腑分けをしておりました!
誓って殺めたりはしておりませぬ。



患者自身から許可を得て、佐分利は患者の遺体を解剖した。

解剖には、通常、お上の許可がいる。
そして、年間に2体ほどの解剖しか許可が下りないのが現状だった。
だから、医師たちはお上に隠れてモグリで解剖をする者も多いのだった。



こんな事では、いつまで経ったって南方先生の神懸かった医術に
追いつく事はできませんで!

私は医術のためにやったのでございます。

国のため!道のため!



そんな佐分利を緒形は激しく叱責した。


お前のやった事は自分のための道じゃないのか。

道を開くという事はな、自分だけの逃げ道を開くという事ではない。



そして、緒形は責任を取って、自分は医学所を去ると宣言した。



もし俺が医学所でペニシリンを作ったりしなければ、
佐分利先生や緒形先生はこんな事になったんだろうか。

これは恐らく俺が招いた歴史の混乱だ。




自分がここに居なければ、こんな事にはならなかった。

佐分利は技術を焦って無理な解剖をする事はなかっただろう。
緒形が医学所を去る事もなかったはずだ。


仁は、自分がここを去ると申し出た。

佐分利に解剖を勧めたのは自分だ、と嘘をついた。


得体の知れない私が先導したとなれば
医学所もキズが付かないでしょうし。




緒形は、国のため道のため残ってほしいと懇願したが、仁は言う。



石を投げられ、私財を投げ売ってでも
人を助けたいという医の心を伝えていくのは
とても難しいことだと思います。

緒形先生がここにいらっしゃる事こそ
国のため道のためです。



去っていこうとする仁を誰もが残念がった。

龍馬は怒りとも悲しみともつかない気持ちに襲われていた。


先生には欲ってもんが全く見えんぜよ。

欲は生きる源じゃ。
じゃが先生の言っている事は仏じゃ。
もし人であるならば死人じゃ。



死人・・・


仁は悟った。
ここにいる自分が、まるでリアルに感じられない事を。


この世界にいる自分に自分は執着がない。


俺はもう本当に死んでいるのかも知れないな。



そんな頃、野風の元に仁を斬る計画があるらしいと言う話が届いた。

吉原から外に出る事ができない野風は咲に手紙を書く。

自分の顔が羨ましい、と言った咲。
その野菊のような清らかな風貌を野風は思い出していた。



私は吉原から一歩も出る事ができぬ籠の鳥。
貴女様にお縋りするしかありんせん。

咲さまはあちきを羨ましいとおっしゃったけど
あちきは咲さまが羨ましい。

好いたお人の元に、いつでも飛んでいけるその身が。

どうか、南方先生をお救いください。



手紙を読んだ咲は、仁を追って家を飛び出していった。

そして、本当に仁を狙う刺客に出くわしたのだ。


仁と共に林に逃げ込む咲。


そして、仁を庇って覆い被さった。


刺客は、仁たちを見つけ出すことが出来ず、去っていった。


仁は自分の手を見ていた。
恐怖で震える手を。





私は、ここは夢の中で、もしかしたら死ぬのも平気かと思ってたんです。

でも、震えてます。
恐かったです。




当たり前です。
先生は生きて居られるのですから。


死んでも平気だなんて二度と・・・




そうですよね。

私はここで生きているんですよね。



 hana1 hana1



生きている実感。。。

それは、死と隣り合わせになるまで気付かなかった。


未来の居ない世界で、この時代の人たちのために尽くしてきた。

医学が進むと未来との写真が変化する。
それは、ちょっとしたゲームのような感覚だったかも知れない。


まるで夢の中の出来事のよう。。。


そんな仁を龍馬も周りの皆も不思議だった。

どうなっても良いように見える生き方は、自分を捨てて
世に尽くしているようにも見える。

龍馬の言う「仏」とはそういう者。


そんな仁を救ったのは、咲であり、野風であった。


咲も野風も、そして刺客も、この世界にいる現実の者だ。

それを仁は初めて実感した。

斬られれば痛いだろう。
流れる血は赤いだろう。

平成の時代の人間と同じように、この時代の人々は生きている。

そして、仁も、生きている。


この時代に生きているからこそ、医学館を救いたい緒形の気持ちに泣けた。

仁の無事を祈り、吉原を出る事ができない自分の身を嘆く野風の気持ちに泣けた。

仁を救う事に自分の命を賭ける咲に泣けた。



刺客は、多紀が差し向けたものではなかった。

問題は医学所内にあるようで。。。


人の欲や嫉妬・陰謀が渦巻くのも、また生きているから。




キャスト

南方仁 … 大沢たかお
友永未来/野風 … 中谷美紀
橘咲 … 綾瀬はるか
橘恭太郎 … 小出恵介
佐分利祐輔 … 桐谷健太
山田純庵 … 田口浩正
タエ … 戸田菜穂
喜市 … 伊澤柾樹
初音 … 水沢エレナ

伊東玄朴 … 小林勝也
緒方洪庵 … 武田鉄矢
新門辰五郎 … 藤田まこと
夕霧 … 高岡早紀
野口元 … 山本耕史

鈴屋彦三郎 … 六平直政
橘栄 … 麻生祐未
勝海舟 … 小日向文世

坂本龍馬 … 内野聖陽






※最近、livedoorブログさんに時々トラバが飛ばないのです。
お返しできない方は申しわけありません雫






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最終更新日  2009年11月15日 23時22分21秒
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