カテゴリ:カンブリア宮殿
TV東京系の番組「カンブリア宮殿」を見ての感想、キーワードを
記載していきます。 京セラ名誉会長・稲盛和夫氏 1932年1月、鹿児島市生まれ。 1955年鹿児島大学工学部を卒業、京都で松風工業に就職。ファインセラミックを研究。 1959年4月、知人より出資を得、京都セラミック株式会社(現京セラ(株))を設立。 1974年東証一部の上場。 1984年DDIを設立。国内の長距離電話の低料金化を実現。 1997年から名誉会長を務める。 2000年10月KDD、DDI、IDOの合併により KDDI(株) 設立。 2001年6月より最高顧問。 【今夜の一言】 欲望や野望の達成を目的に経営者になると、 そこにいる社員は被害者になる。 【対談からのキーワード】 Q: 経営者に向いている資質というものはあるのか? A: 向いているかどうかではないが、なって欲しい資質となってほしくない資質がある。 その人の欲望や野望だけを達成の目的としている場合は、そこにいる社員は被害者になる。 経営者になりたいという人は自己犠牲を払っても、社員、お客さんを大事にしなければ ならない。自己犠牲を厭わない人間性を持っていなければならない。 怠け心があって気楽に生きたい人は経営者になってはいけない。 京セラ設立。このころは技術者だった。 1961年 社員に定期昇給、ボーナスなどの要求をされる。 会社経営とは、従業員の生活を守り幸せにしていくことと分かる。 ■「利他」 会社の発展が従業員のためだけでなく、社会のためになる。 その時分かる。 その後、京セラの発展が始まる。 DDIを設立し、電電公社の独占を解消して通話料を安くする。 通話料を安くすることは、人のためになる。 ■京セラフィロソフィ 稲盛氏の哲学を社員に伝えていっている。 考え方・・・人生の生き方 人はどんなことを考えてもいいが、企業・団体にいる人は、 ベクトルが同じ向きになっていないといけない。 共通の考え方を持たなければならない。 会社でベクトルが合わなくて嫌ならば、合う会社にいけばいいじゃないか。 ■アメーバ経営 会社が大きくなると社長の目が行き届かなくなる。 解決するためにアメーバ経営を考える。 アメーバという小集団のリーダーに経営を任せる 製造の工程ごとにアメーバがあり、工程を引き継ぎ時に次のアメーバに「販売」する。 不良品を出したら次のアメーバ部門で買ってくれない。 この小集団で人材育成ができる。 アメーバはフィロソフィとセットで考える。 分けることによってお互いが強くなり、生きていくには、 自分も他の人も上手く行かなければならない。 そのうち、ズルいリーダーが出てくる。 声が大きいリーダーが引っ張ろうとする。 しかし、アメーバに属する社員が、合わないリーダーの指摘をする。 ■盛和塾 フィロソフィで一番に説いている 「人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力」 <塾生> ・BOOKOFF 坂本孝氏 会社を潰したことがある。 自分がよければいいと思っていた。 稲盛の教えを学び、会社は躍進する。 ・アスカコーポレーション 阪和彦氏 稲盛流経営哲学を自社で講義する。アメーバも独自の形に変えて取り入れている。 ・サンフロンティア不動産 堀口智顕氏 1995年入塾。2004年ジャスダック上場。 毎朝、会社のある日比谷周辺を掃除。社会貢献をしている。 社員との交流を図る。飲み会を通じて社員と本音で話す。 日本の産業社会は、中小企業が9割以上を占めている。 中小企業が健全かということによって日本の健全に繋がる。 経営者が従業員の待遇を良くすることは、日本全体が良くなることになる。 ■日本経済のいま 強いものがある。 ものづくりの強さは続くだろうが、国立大学の工学部入学者が減っていることを危惧。 日本のものづくりの将来が不安である。 ■転職について 一芸に秀でるものを持ちたい。それができれば、周りと差がついていることになる。 【質疑】 Q:株主のためにという風潮はどう思いますか A:企業の所有者は株主のものであることは確かだが、 企業には、従業員、地域社会、お客さんがいる。 株主が自分勝手なことをしてはいけない。 【ケンジャの感想】 私はいつだったか、「考え方」は生きていく上で重要だなあと考えついた時に、 稲盛氏のフィロソフィを知り、より一層、生きていく上で確かなものを得たような 気がしました。 裕福な家庭でなく、学歴もなく、自分の頭が良くなくても、 考え方さえ持っていれば、何とでもなるなあと思っています。 自分のことだけしか考えずに生きていると上手くいくはずがない。 世の中、自分ひとりで生きているのではない。 社会に貢献するということを追及する考え方をすれば、 いい結果が得られると実感しています。 本も出ているので読んでみたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.21 14:11:30
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