カテゴリ:コロナウィルス
昨日は国内のコロナウイルス感染状況のグラフを紹介しているサイト、東洋経済オンラインのコロナウイルスサイトの紹介をした。ご覧になった方はわかると思うが、日本国内のデータをきちんと示しているサイトとしてはここは素晴らしいサイトだと思う。サイトで示されているグラフの表示などは、有名なサイトGitHubのコードを利用している。この点でもレベルは高い。 さて、それでは眼を海外に向けてみる。海外のサイトではジョン・ホプキンス大学のコロナウイルスサイトやWorld Meterなどのサイトも優れたサイトで、コロナウイルスの状況をグラフや表などを含めて提供している。 その中でも、私が優れていると思うのは、OurWorldinDataというサイトである。 上の画面で、矢印のところにCOVID-19(コロナウイルス)の事が書かれており、 「Coronavirus pandemic: daily updated research and data.」 その右に表示されている「Read More」をクリックすると、コロナウイルスのサイトに飛ぶ。 https://ourworldindata.org/coronavirus ただ、これからが難問で、自分のほしいグラフに到着するのがなかなか難しい。当然英語で書かれているので、我々日本人にとっては大変読みづらいこともあり、自分の見つけたいグラフを探すのは容易ではない。 この画面にはいろいろのことが書かれており、さらにいろいろのグラフが表示されている。まあ、時間のある方はきちんと読まれると良いと思う。コロナウイルスの情報が満載だ。 しかし、欲しいグラフを求めているなら、次のステップに進まないといけない。まずこのサイトで、スクロールダウンして、あるグラフを探す必要がある。グラフはどれでも良いのではなく、グラフの右下に四角のマークのあるグラフを探すのだ。 例えば、上の画面のグラフがそうである。このグラフ以外にもいくつか探せる。 このグラフの右下の四角のマークをクリックすると、そのグラフが拡大された画面が表示される。 その画面のグラフも興味深いかも知れないが、次に進む。画面の下の方にあるリスト表示に注目してもらいたい。各種のグラフのリストが表示されている。このリストを使って、自分のみたいグラフを選択する。 このリストの中で、例えば画面の赤い四角で囲まれた 「Daily confirmed COVID-19 cases per million, 3-day rolling average」 をクリックしてみる。「3日平均のCOVID-19の毎日の百万人当りの陽性者数」の地図が表示される。この地図は各国の陽性者数を色で示している。地域ごとに感染がどういう広がりをしているのかを見るには良い地図だ。 この画面で、「Map」の隣りにある赤い矢印て示した「CHART」をクリックする。そうするとやっと目指していたグラフが現れる。 このケースでは、「World」だけ表示されたグラフが出てきた。このグラフを見ると世界のコロナウイルス感染者状況は8月1日をピークに、減少傾向に転じたように見える。 これだけではつまらないグラフなので、赤印で示した「Add Coutry」をクリックする。 上のように国を選択する画面が出てくる。この画面で、表示する国を追加したり、削除したりすることが出来る。ここでは、日本、ドイツ、韓国、米国を選択して、表示してみる。 国名の左にある資格をクリックすることで、追加したり、削除したりする。選択すると四角の中にチェックマークが入る。選択が終了したら、画面右上の「X」をクリックすると、グラフが現れる。 アメリカの陽性者数が格段に大きいのがよく分かるはずだ。百万人あたりの陽性者数なので、人口が多い少ないに関係ない。 画面の左上にある赤い四角で囲ったところに、「LINEAR/LOG」と表示されているアイコンが有る。現在の画面はLINEAR、つまり線形表示なので、「LOG」をクリックして、対数表示にしてみる。 こちらのグラフのほうが、小さい値を大きく見せてくれるのでわかりやすいと思う。 感染者数に関しては、日本は上昇傾向にあり、ドイツと同レベルになっている。それに対して、韓国は低い値を継続している。 上の画面で、赤い矢印て示した青いバーの先端をマウスでクリックして、移動することで、表示する期間を伸ばしたり、縮めたりすることが出来る。 以上簡単に、百万人あたりの感染者数のグラフを表示するやり方を説明した。 これに習って、他のグラフも作成することが出来る。例えば、百万人あたりの死者数のグラフなど。「Daily confirmed COVID-19 deaths per million, rolling 7-day average」を選択して、作成したグラフを以下に示す。対数グラフである。 これを見ると、百万人あたりの死者数も日本は上昇傾向にある。「どこまで死者が増えても要注意と言わないでいいか」という質問はあまり良くないが、百万人当り0.1を超えないなら、あまり騒ぐ必要はないのではないか。日本の人口を1億人(実際は1.3億)で考えると、10人ということで、毎日10人死ぬのだから、年間3650人死ぬという計算だ。この数は、インフルエンザで昨年死んだ人数に近い。昨年インフルエンザで沢山の人が死んだと言って大騒ぎしなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.08.12 13:33:10
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