お待たせしました!
ガガ様羽田空港でのお見送りレポート第2弾です!
「ガガはまだ出国していない。羽田から出国するようだ」
という、テレビ番組で得た、ただそれだけの情報をもとに、ジョンを木更津まで迎えに行き、羽田空港に到着したのは15時頃でした。
国際線ターミナルは意外とこじんまりとしていて…そして静かでした。
報道関係者の車はどこにも見当たりません。
一般客と思われる人の車が、車寄せに数台、停まっている感じ。
ジョンをエントランスで降ろし、まずは偵察に向かわせます。
一刻も早く、状況を把握しなくては!
私は状況がわかるまで、クルマを駐車場に入れずにターミナル前で待機です。
もし、もうガガ様が出国していたら?
実は成田空港だったら?
それなら車を駐車場に入れる必要もないからです☆
ジョンがエスカレータを駆け上がって2階に上がるのが見えます。
間もなくジョンから電話。
「どう?報道関係者はいる?ファンはどう?」
「うーん。それが、よくわからないんだけど…
大きなカメラを持っている人が一人さっき歩いてた。
でもファンみたいな人は、いないみたい…」
「えーそうなの?誰かに聞いてみた?」
「なんて聞くの?」
「レディガガはもう出国したかってことだよ」
「えー聞いてないよ」
「すぐに聞きなよ」
「誰に聞くの?」
「インフォメーションとかあるでしょ?とりあえずそこの人に聞けばいいんだよ。
あんた小学生だし、大丈夫だよ!」
「わかった。聞いてみる…」
そして間もなくしてまた電話。
「わかんないって」
「そっか~。まあ、そうだよね。で、何か動きはない?」
「警備員の数がいつもより多いような気がする」
「へ~、そう。」(「いつもより」って、あんたここ来るの初めてじゃん?)
「さっきカメラマンが走って行った」
「そうなの?報道関係者他にいない?」
「うん…よくわからない、いつもの空港の風景だよ。
そろそろ、かかもあがってきてよ~」
というジョンの要望のもと、クルマをとめてターミナルに入ることにしました。
駐車場からターミナルまでは割とすぐ。
他の羽田空港のP1とかP3等と同じ作りです。
「出発」階に行って、ジョンと再会。
二人で作戦を練りながら、何か情報はないかと、
空港内を歩き回ります…
エスカレータを上がったところに女の子の集団がいました。
大きなバッグを持っているわけでもなく、「旅行者」いう感じではありません。
もしかしてあの子たち、ガガ様待ち?
外国人カメラマンの姿も見えました。おっ。あの人は?
バッグにPRESSのステッカーも貼られています。
報道関係者であるのは間違いなさそう!
でも、どう考えても少ない。さっきのテレビでは、
「報道関係者が50名位…ファンの姿は見えませんが」と言ってたのだよ。
別の場所に移動したのか~?
と、インフォメーション前に、テレビ局の撮影クルーのようなグループを発見。
うち、一人は、写真入りIDカードをぶら下げた空港職員風!
多分取材対応のスタッフなんでしょう。
何か話しています。ジョンと二人で、彼らの周りをぐるぐる歩き回り、何を話しているのか?
耳をそばだてます(笑)あやしい…。
スタッフのうち一人は電話で話しています(英語)
でもカメラのセット等はしていません。ん?そうか、インフォメーション前で集合して、ここからどこかに移動するのか?
話が聞こえてきません。あまり近寄っても怪しまれるので、諦めて別の場所に。
再度、さっきのファンらしき女子グループを見てみます。あ、人数が増えてる。
そして、うち一人はレディガガの写真集を持ってます!
おお!やっぱりそうだった。彼女たちもガガ様待ちなのだ。
外国人カメラマンが彼女たちと話し始めました。
女子たちはカタコトの英語で話しています。
私たちは相変わらず空港内をうろうろ。
多分ガガ様はこれからここに来るのでしょう!
でも何時?
しっかりした情報が欲しいよー
ここでジョンに指令を出します。
「ねえ、あんたさっきの外国人カメラマンに聞いておいでよ」
「なんて?」
「あなたはレディガガを待っているのですか?ってね」
「えー。聞くの?英語で?」
「そりゃそうでしょ。あんたこんな時のために英語やってんでしょ。」
「うん、わかったよ。行って来る」
カメラマンが上に上がったのでジョンもついてあがります。
エスカレータを上がったあたりで、ジョンが話しかけている風景が見えました☆
よしよし、聞いてる聞いてる。
しばらくしてジョンから電話。
「聞いたよ! 17時頃にここに来るって!」
「おおおお!そうかね!ジョン凄い、よく聞きだした!」
時間は今15時半。上に行って抹茶アイスでも食べるか~と思って、
ジョンに買いに行かせます。
と、そこで、階下から
キャー!!!!!という歓声が!
うそ!え?まさか?
ジョンに、「ねえ、したに行くよ、今声が聞こえたから」
と言い残して私は走り始めます。
ジョンも慌てて、抹茶ソフトを持ったまま走ります。
「ねえ、ソフトクリーム食べたら?走ってるうちに落ちるよ。溶けるよ!」
「えームリだよ、走りながら食べられないよ」
「ガブッって、上から吸い込めばいいのよ!!」
「そんなことできないよ」
ソフトを持っているために走るスピードが遅い…
「じゃあもう!お母さんが持つからっ!」
といってジョンからソフトクリームを奪い取り、
肺活量4500ccで、一気にクリームを吸い取ります。バキューム!
ソフトクリームの山は半分位の高さになりました。
うん、これでだいぶん走りやすくなった。
下に降りて、出発ゲート近辺に行くと警備員が交通整理を始めていました。
集まった人はその時点で50人位。意外と少ない!
「ここは通路ですからねーあけて下さいよー」
なんて言ってます。
女子高生が「ここをガガが通るんですか?」と警備員に確認。
しかし否定も肯定もせず。ほほ笑むだけ・・・うん、ここだね、ここだよ!
と皆口ぐちに言ってます。
私は、ジョンにソフトクリームを食べさせ、やっとワッフルコーンだけになりました。
良し、これでいいや。
コーンはあとでゆっくり食べよう。
と、そのまま胸ポケットへ(^_^;)
コーンの内側にクリームの残りがついてるけど、
外側にはついてないから大丈夫!
だからポケットにスポッと差しこめたのでした。
私は集団から少し離れたところに立っておりましたが、
いわゆる一般の通行人の方々が、口ぐちに聞いてきます。
「誰か来るんですか?」
「有名人が来るの?」
「えっと、レディガガです。あのアメリカの女性歌手の…」
と何回説明したことでしょう!
わかったようなわからないような(^_^;)?
でも、
「日本にたくさんの寄付をしてくれた人ですよ」
といったら、皆さん「あ~あ!」って感じでした。
ガガ様待ちの人の数は、さらに増えてきました。
上を見ると二階からも100名位の人が覗いてます。
時間は16時20分。そろそろかなあ。
私の目の前にいた雑誌記者風の男性が、ケータイで話し始めます。
「ガガの荷物が今、運ばれてるところです。本人は未だ現れません」
だって!
視線の先には、大きなスーツケース?みたいなのがカートに載せられて運ばれて行きます。
へええ、あれがガガ様の荷物!
いよいよかな…
そこで私は胸ポケットにささったままのワッフルコーンが気になり始めます(^_^;)
これ…どうしよう。
急に走りだすかもしれない。
人の波の中を移動しないといけないかもしれない。
そんな時、胸ポケットの大きなワッフルコーンが…邪魔になって、
出遅れたらどうしよう!
気になって走れなかったらどうしよう!
そう思いましたので、私は断腸の思いで、
ワッフルコーンをすぐ近くにあったゴミ箱に捨てました。ああ、ごめんなさい(T_T)
そうこうしているうちに時間は16時半。
先ほどのカメラマンと雑誌記者、あと数名が話しているのが聞こえてきました。
「あと5分して、ここを通らなかったらもう駄目かもな」
「うん、中に入る時間だから。通らないで入った可能性もある」
ええええ、そうなのー
ガガ様はここを通らないのか!
と、突然!
そのカメラマンたちが走り始めました。
えええっ、ど、どうしたの!?
わけがわからないけどとりあえず着いて行こうと、
ジョンに呼びかけます。
「ジョン!ついて行こう!上に上がるみたい」
ジョンは素直についてきました。
そして私を追い抜き、
凄い速さでエスカレータをかけあがって行きます。
しかしその直後、背後から、
またしても、キャー!!!という歓声が。
さっきより大きく、そして歓声がずっと続いています。
やば!
ガガ様、今来てるんだ!!
私はあわててジョンに叫びます。
「ジョンー!!!下だって!下に来てるみたい!!お母さんは下にいくからあああ」
続く・・・・