12月に読んだ本
12月は、いろいろあって本があんまり読めなかった・・・・2012年12月の読書メーター読んだ本の数:8冊読んだページ数:2213ページナイス数:76ナイス師匠!の感想粋だねえ~。その一言に尽きる。そんな師匠のつぶやきを集めた本。140という制限があるからこその密度かな。そして、何より、社会を見るその目線が素晴らしい。自分たちが思っていること、感じていることをスパッと切り取ってもらえているような気がする。常々思っていたが、漫才とか落語とか漫談とか、本当に上手い人は、社会をよく見ているなあ~と。そして、梅佳代さんの写真も、相変わらず、いい味だよなあ~^^読了日:12月26日 著者:内海 桂子街場の大学論 ウチダ式教育再生 (角川文庫)の感想ウチダ論爆発・・・とまではいかないが、頷ける点が多い。大学という存在をどう考えてきたのか、どう考えているのか?このままでは、大学というよりも、日本の教育自体が死んでしまうのではないかとすら思うので、これぐらいの考え方でないと納得感がない。大学は、あくまで、学び研究する場であり、結果として実学とというのはありだと思う。ところが、最近は、全然、スタンスが狂ってると思う。大学は、大きなスタンスで学ぶところなのだ。読了日:12月21日 著者:内田 樹テレビは原発事故をどう伝えたのか (平凡社新書)の感想全てではないが、殆どがという観点で。所詮、座学だけの科学者たち(実践派は違う)のウソ。だらだらと、政府・官僚・東電の言い分を流すだけのマスコミ。安全だからとか、ただちにという言葉を垂れ流しながら、自社の記者たちには、その区域に入らせないという点に、全てが現れている。ということは、安全ではないということを知っていたのだ。知りながら、伝えていたというのは犯罪ではないかとすら思う。読了日:12月16日 著者:伊藤 守ふるさとをあきらめない: フクシマ、25人の証言の感想まさに、明日、投票日。しかし、この事実が全く無視されているのは、どうしたことなのか。候補者全員が読むべき、いや、その家族も親族も読むべき本。福島に住むこと、生きることの意味がここにある。それは、ふるさとにもつながる。ごくごく、自然な当たり前の思いが綴られている。それを感じない人は、人ではない。読了日:12月15日 著者:和合 亮一リアルタイムメディアが動かす社会: 市民運動・世論形成・ジャーナリズムの新たな地平の感想リアルだからこそ、誤魔化しようがない。もちろん、その前提はある。何を捉えるか、どの視点から伝えるかだ。そうそうたるメンバーで、実際に、岩上さんのイベントに参加したこともある。ちょうど、東日本大震災の原発災害の後のこと。それと、何を選ぶか。何を発信するか。それにしても、よくもまあ、これだけが揃ったものだと思う。読了日:12月13日 著者:八木 啓代,常岡 浩介,上杉 隆,岩上 安身,すがや みつる,渋井 哲也,郷原 信郎,津田 大介詩の礫の感想捉え方はいろいろあるだろう。でも、こころに刺さる。そう、明けない夜はない!読了日:12月9日 著者:和合亮一この国の「問題点」 ~続・上杉隆の40字で答えなさい~の感想自分の眼で頭で感覚で、どう判断をするか。そのためのソースをどこから仕入れるのか。何を体験するのか。ここがスタートなんだろうと思う。基本的に、マスメデイアは疑ってかかる必要はあるし、権力に近いところの発言はもっと疑ってかかるべきもの。そこが最低ライン。40字でまとめることは、それだけ、贅肉のない表現。読了日:12月4日 著者:上杉 隆詩ノ黙礼の感想テレビ番組で偶然知った和合さんの詩。穏やかな朗読の故に、かえって、迫ってくるものがある。帯にあるとおり、まさに現在進行形で福島で暮らす詩人の祈り・声。余計なものは一切ない言葉。言葉の持つ力、儚さ、脆さ、危うさ、危険性・・・いろんなものがあると思うが、最後には可能性という力があると思う。今の時代だからこその言葉がここにあると思う。読了日:12月2日 著者:和合亮一読書メーター