482295 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

遊限公司太陽旅社

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006年01月07日
XML
今日は休日出勤でした。
仕事から帰り、NHK-BS1にチャンネルを合わせたら、
元ブンデスリーガー奥寺さんがドイツのサッカーを紹介する番組をやってました。
見た人いますか?

最初は夕飯作る前に休憩と軽い気持ちでTVの前に座りましたが、
中身が濃い番組で結局7時から9時まで見てしまいました。

まず、ケルンのサポーターとお酒を酌み交わす奥寺さん。
実はこのサポーター・グループは「OKUDERA」という名前。
奥寺さん自身も知らずにいたそうです。
で、会長さんから「名誉会員になってほしい」と言われ、
喜んでサインし、グループのシャツを着て記念撮影。
いい歳したかっぷくのいいドイツのおじさんが、
子供のようにほほを染めて、まぶしそうに奥寺氏のサインを見つめる。
この時点で、ティティさんノックアウト。

奥寺さんのいた頃のケルンは、
ドイツカップ優勝もブンデスリーガ優勝もしたそうで、
日本で言えば、天皇杯とリーグ優勝を同じ年にするようなもの。
老いも若きも奥寺さんをちょっとまぶしそうに見ているのが
印象的でした。

次に、日本が第一戦を行うカイザーシュラウテルンに。
人口11万人の小さな町は大興奮。
ここのクラブのシンボルは赤い悪魔だそうで、
クラブのオフィシャルショップが、浦和のレッドボルテージにそっくり!
出来立てなのか、広くてきれいでした。
レッズサポでW杯オーストラリア戦を見に行く人は是非、行ってみては?

そして、私の記憶の順番があやふやになりますが、
HSV(ここで高原登場。奥寺さんも気を使ってるんだな)。
そして、奥寺さんが次に所属したベルリン、
東の名門だったライプチヒ、ドイツ1の設備を誇るミュンヘン、
小さな町のサポが100年かけて昇格させたマインツ、
でまたミュンヘンのスタジアムを写し、
シャルケのあるゲルゼンキンヘンを紹介。

HSVはどっちかというと、高原の去就についてで、
この番組の趣旨から浮いてましたね。

ベルリンは、ベルリンオリンピックのためにつくった、
オリンピアシュタディオンを中心に。
歴史と建築でした。
外側がコロッセオそっくりなんですね~。
ベルリンでも奥寺さんは人気でした(当たり前か)。

ライプチヒのクラブのエピソードは、
降格したばかりのクラブサポの私には他人事には映らなかった…。
東西ドイツの復活により、東ドイツ政府からの潤沢な資金がなくなり、
主力選手は金満な西のクラブにごっそり取られ、
東の経済状況では思うような補強もままならず、
2部リーグに落ちてしまう。。。
そして、今や外からの補強よりも中からと、
幼稚園まで出張して下部組織を作ろうと躍起になってるクラブと、
それを支える熱いサポーターたち。
「金がないのに無理してブンデスリーグ1部にいるよりも、
 身の丈にあったクラブの試合を見るのもいいもんさ」
と話すサポ。
でも、一歩踏み込んで聞くと、
「いつかうちの町から下部組織の子が育って、
 1部に昇格して、ブンデスリーガで優勝するのが夢だ」
という答えが。
そうだよなあ、誰だって上を目指したいし、
ましてや名門だった時代を知っていたら…。

と貧乏クラブ(失礼)の次に(いや逆だったかも?)行ったのが、
バイエルン・ミュンヘン。
その中でも下部組織(ジュニア・ユース)に密着。
ドイツU-17のキャプテンであり、
バイエルンミュンヘンのユースのキャプテンでもある少年、
あーあ名前覚えておくんだった。。。
北欧っぽい名前でした。。。

彼はベルリン出身で、昨年からミュンヘンのジュニアユースへ。
寮で生活していますが、その寮の部屋がすごい!
スイートルーム仕様で、広いバルコニーにはテーブルに椅子もあり、
グラウンドが見える。
キッチンやバス・トイレもお部屋についてるんですよ~!

学校が1時に終わり、2時から練習、
4時にはクラブハウスでそれぞれが苦手科目を
選任の先生についてマンツーマンで学ぶという徹底振り。
クラブの下部組織担当者は、
「下部組織を育てるのはトップで活躍してもらうため。
 しかし、7歳(下部組織あり!)で入った子でも、
 トップにまで行く選手は少ない。
 我々はサッカーだけでなく、選手の人格も育てていく責任があり、
 勉強は必要なのだ」
と言い切ります。
生活も厳しく決められ、6時に朝食をかならず取る、
夜明け前に寮を出て学校へ歩いていく。
この下部組織の徹底振りに、奥寺さんはかなりうらやましがってました。

100年かけて昇格を決めたマインツも、
高いお金は払えないので、下部組織や地元のアマチュアの育成に熱心でした。
若いマインツはえぬきの監督は、
「アマチュアの中にも素晴らしい才能の選手はいる。
 資金力がない我々は、自分達のできるやり方でチームを作るしかないのです」
と語っていました。
毎年、1人はマインツの地元アマチュアから選手を採っているそうです。
そんなマインツは昨年7連勝し、優勝戦線にもからみました。

最後に、サポの寄付でスタジアムができたゲルゼンキルヘンのシャルケ。
スタジアムには寄付をしてくれたサポの名前が全員彫られたプレートが。
さらに、そのお金をこつこつとクーポン券という形で返してます。
そのクーポンは、オフィシャルショップでしか使えない。
25年ものサポのおじさんは、
「クーポンはうれしいね。2週間にいっぺんはここにきて、
 何か買っちゃうよ」
とうれしそうに語ってました。

ほのぼのした町のクラブあり、ビッグクラブありで、
いろいろ考えさせられる内容でした。

日本と違うなあ~と思ったのが、練習見学。
おじさんか子供ばっかり。
日本だと平日の時間はやはり来られる層は限られてて、
女性が多いもんなあ(マインツには女子高生がいたけど)。

そして、観戦も男だらけの中にちらほら女性。
一昔前のプロレスか競馬場って感じでした。
いや~日本でよかった(^^;)

いい番組だったので、またやってくれないかな~。
いつか、20年後位にイナや伸二がそれぞれの国で、
サポーターグループの名前になってたらいいな。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年01月07日 22時45分04秒
[サッカー(レイソル以外)] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.