リマ建設 473周年記念
1月18日は、リマ建設、473回目の記念日であります。1535年1月18日、インカ帝国を征服したスペイン人、フランシスコ・ピサロによって南米を支配する拠点として、このリマは作られました。2週間ほど前の新聞折込でこのアニベルサリオの記事を見て、リマ市のHPを検索。おーい、まだ2007年から更新されてないじゃーんっ!(苦笑)(今は更新されてます。 こちら♪)仕方がないので、観光局?か何かのアドレスに「いつ、どこでやるの?」とメールを送ってみた。すると なんとその日のうちにお返事が!「Hola! 1月18日はアニベルサリオ(記念日)だから、博物館の入場料は1ソル、食べ物やお菓子のお祭りもあるし、シティーツアーなんかもあるよ。楽しんでくれる事を願ってるよ。」まぁっ ご丁寧に♪ でも全然質問には答えてないぞ。 意味ないじゃーんっ!(涙)という事でEさんにお願いして、電話で聞いてもらった。ありがと♪18日の午後12時ごろから、アルマス広場でパレードなんかがあるらしい。とりあえずアルマス広場に行きますか!午前中用事があったのでセントロについたのは1時半過ぎ。もうパレードなんかやってないし、うーん、どうしよう?博物館の入場料が1ソルというのを思い出し、カテドラル見学を開始♪ 日ごろは入場料10ソーレスのカテドラルも、同じく1ソル。いつもはガイド無しでも自由に見れるけど、今日は20人くらいのグループにまとまってガイドと一緒に中をまわるシステムになってた。入ってすぐ右手のピサロの墓を見学、他あちこちにある聖人の彫刻説明など。2階のテラスには表に2人、裏に3人の合計5人で演奏するという立派なパイプオルガンが。でも太平洋戦争(1879~84年にボリビア・ペルー同盟とチリの間で行われた戦争)時に、リマ市内まで攻めてきたチリ軍によって、破壊されたんだそうだ。昔はパイプの高さがあと2mも高かったんだとか。それを聞いてみんな怒ってた(苦笑)(ペルーとチリの関係を説明し始めると凄い事になっちゃうので、これはまた今度ね。)カテドラル見物を終え、リマ市庁舎の裏にある「Galeri'a Munincipal de Arte Panchi Fierro」へ。今「Homenaje a Lima(リマへの賞賛)」という展示会がされてて、1900年代初頭のリマの町の風景を描いた油絵があった。 ここは無料らしい。いいこっちゃ。さて、広場に戻りぷらぷらしてると、「サン・クリストバルの丘ツアー 行かんかえ~♪(←ちょっと違う?)」という声を聞く。この辺りからツアーバスが出る事は聞いていたので、早速乗り込み出発!5ソーレスで丘までの往復バス代と社内での簡単なガイド付。安い! セントロを見下ろすサン・クリストバルの丘。 不法侵入者による立派な町が丘の上までびっしり。道が急で狭いから、曲がり角では身動き取れず。さすが観光名所だけあって、道はしっかり舗装されてた。 きったない看板!もう少しなんとかならんか? 思いっきり逆行ですが、名物の十字架。サン・クリストバルの丘から見たリマ市内。リマック川を挟んで手前がリマック地区。 闘牛場の向こうの橋を渡って右手がアルマス広場(微妙に黄色いところ)。奥がミラフローレスやサンイシドロなどの高級住宅地。どんどん拡大し続けるリマ。 貧富の差が埋まらないリマ。こんな小さな博物館も併設。1ソル。中はリマ市内の過去と現在をテーマに、パネルなんかであれこれ町を説明する内容。頂上の駐車場で20分ほどして、バスはまたセントロまで戻る。運転手と他の乗客の話を聞くに、1日6~7台のバスがセントロと丘を往復。今日のこの便が最初だというから、午前中は走ってないのかな?大体3時から夜まで循環してるようなので、行きたい人は午後からどうぞ♪ 一見壁にペンキ塗ってきれいにしてる家並みも、上から見るとこんなんだったりして(苦笑)基本的に雨が降らないリマ(最近は異常気象だから降るけど)。 屋根より壁が大切。丘の斜面でゴミを野焼きしてた。 ダイオキシンむんむんの煙を吸っちゃったよぉ(涙)さすがにこんな上にまで市のゴミ収集車は来ないのか? セントロでこんな線路跡を発見! 昔はどんな雰囲気だったのかなぁ。さて、またまたアルマス広場に戻り…市役所の前では 市の楽団の演奏中。 老いも若きも一緒に踊ってて楽しそう!さてちょうど夕方のパレードの時間だったようで、広場に沿って人だかりが。私もカテドラル前の階段に座り、パレード開始を今かと待つ。最初はリマ市役所のグループ。 何をするわけでもなく、でも一応トップを飾る。次はスーパーWong! でもたったこれだけ? なんと寂しい事…実はWong、チリ企業に売却されてしまったのです! 今はリストラ真っ最中。リマの建設記念日に、一番仲の悪いチリに買収されたWongがパレードするなんてなんか皮肉な話だなぁと 1人もんもんとする私×それでもWong楽団の音楽に 喜んで踊るおばちゃん一名。「ちょっとあんた!座ってよ、見えないじゃないっ!」という後ろからのヤジで、撃沈(苦笑)この獅子舞だって、本来ならWongがもっと大々的にやってただろうに。Wongがやらないと言ったからかどうか、これは某中華料理店ががんばってました。隣のオバチャンによると、この水色の可愛い衣装は、Huancayo(ワンカヨ)のグループ。こちらはプーノ付近のtuntuna(トゥントゥナ)という踊り。今はsayaと呼ばれることのほうが多いというこの踊りは、ボリビアからプーノに入ってきたものだそうです。(Kさん、ご指摘ありがとうございました!)黒い闘牛士が着るような立派な服に、大きな鈴がいっぱいついてる。全員ちゃんと揃って右足から。ホイッスルのリズムに合わせシャンシャン鳴らしながら踊る女の子達も負けてはいません。 お尻フリフリ、奇声を発しながら踊ります。ナイスショットッ!(←オヤジとお呼び下さい/笑) このムチムチ健康美が とてもよいのであります。まだまだパレードは始まったばかり、でももう夕方5時過ぎ。次がなかなか来なかった事もあり、私はセントロを退散しました。夜までいたらきっと花火も上がっただろうに 残念だなぁ。1月15日~27日まで、あちこちで色々やってるみたい。リマ在住の方、お時間があったら是非一緒に楽しみましょうね~!