タラバガニと蟹についてあれこれ！

2006年01月05日

カテゴリ：食材、料理等

去年の年末に、カニを買おうか考えてましたが、結局買わず。

そして一昨日に伊○丹へ行った際、タラバ蟹が売ってました。
個人的には、松葉蟹（ズワイ蟹）が一番美味しく思います。
次に毛蟹→花咲蟹→タラバガニ→アブラ蟹の順。

タラバ蟹はカニでは無く、ヤドカリの仲間なので、
身は大きく食べ応えがあるけれど、味がイマイチに思う。

しかし今回は、残念ながらタラバ蟹しか売っておらず！
折角、何かを買いに来たので、このタラバ蟹を購入したのですが…

この店では、試食をさせてくれました。
それも売っている商品の太い足を豪快に剥いてくれた。
身はパサパサしておらず、一応しっとりとしたお味！
まぁ～これならそこそこ。普通のタラバ蟹でした。

一応、他も見に行こうとその場を離れるが、
結局他には蟹は売ってないので、再び元に戻る。
するとまだ、客達に試食させている。
売り物の蟹の足をあっち、こっちと、
一本ちぎっては試食させている。

このタラバガニ、１杯６８００円もします。
その売り物の足を次々とちぎっては試食。
はぁ～？このおっちゃん、何を考えているのだろう？
足をちぎった商品はどうするのだろう？と、
不思議に思いながら見入っていると、２～３人が購入。

そしたら何と！先程試食用に足をちぎった物で、
太い足が一本ないタラバ蟹を袋に詰めて売っているではないか！
客達は良く見ないで買っている。店のおっちゃん任せ！
ははぁ～ん、これでは店の損は一切無し！
その足の少ない蟹を買った客が不幸と言うことに。

伊○丹にある店がこんな売り方をしていて良い物か？
以前も２度ほど、賞味期限を誤魔化して販売したり、
もう一回は味の落ちるアブラ蟹をタラバ蟹と
偽って販売しており、客からの指摘で判明したと新聞に載った事が！

伊○丹！大手なんだから、もう少し出店させる店は確認すべし！
そんなこんなの販売方法を見ていて、ふっと横を見る。
すると母が既に、そのタラバガニを購入していた。ゲゲッ！

直ぐに母へその旨を伝えて確認したところ、
ちゃっかりと、そのちぎれた足の無い蟹では無く、
自分で底から綺麗な蟹を引きずりだして買ったとの事！
何とか安心。しかし兄夫婦はちぎれた足の蟹を買った模様！(^^;)

そうそう！ついでにタラバガニかどうかの確認もしないと！
そして甲羅を見てみる。中央のトゲが６本あるのがタラバ蟹！
中央のトゲが４本あるのが、味の落ちるアブラ蟹。
どうにか売っていた蟹はタラバ蟹でした。よしよし。

以前でＴＶ放送されてましたが、北海道の市場で、
堂々とアブラ蟹をタラバ蟹として販売してるお店が。
それも一件では無く、あちらこちらと嘘をついて販売していた。
店員に問いつめると、ある店では表示を間違っていたとか言って、
誤魔化していた。更に違う店では、指摘をした途端、
ほっといてくれ！と言った言動で、堂々と売っている。

これは北海道に限らず、全国でこういった感じで売っている店が！
また、足だけをまとめて良く売っていますが、
これはプロでもタラバ蟹として見分けるのが困難だそうです。
従って、タラバ蟹と称してアブラ蟹の足を売っている事が
結構あるのではと言う事を言っていました。
足だけの蟹を買うのは止めた方が良さそうですね。

そして霜が沢山ついた足だけの物や、蟹全体のもの。
これは冷凍解凍を繰り返した結果の現象で、
身はパサパサ、身もしぼんで身入りが非常に悪く、
鮮度も味も悪くなっているので、こんな蟹は避けましょう！

以上の様な商品を売っている店は、意外と沢山あるようです。
今の時代、ネットで探すと結構細かく説明されているサイトもあります。
美味しい物を買う為、商品を騙されて買わない為、
今の世の中は特に、購入者自体が
商品に対しての知識を持つ必要があります。

今回はそのタラバ蟹を早速、頂きました。
自分は、身をチマチマすすって食べるのでは満たされず、
蟹の身をガツガツ食べたいんですよね～。
だからいつも蟹を買ったら、身を全部取り出します。
そして皿に盛って、酢醤油を少しだけ垂らしてパクリンチョ！

身を取り出したタラバ蟹は、甲羅山盛りで一杯分でした。
足の身入りも良かったけれど、これで６８００円は正直言って高い。

第一タラバ蟹には味噌が無い。
味噌と酢醤油を混ぜて、そこへ身をつけて食べるのが美味しいのに。
タラバ蟹は味噌が溶けて流れてしまう為、茹でる事前に味噌を取り除くとか。
やっぱりズワイ蟹や、毛蟹の方が味噌もあって美味しいし身も多い。
次回買うならやっぱりタラバ蟹は止めようと思うのでした。
あ～美味しいズワイ蟹が食べたいな～。

千客猫