カテゴリ:読書
10月に帚木蓬生 さんが 「知らないということは 罪になるのです。私は『インターセックス』という本を書いて紹介しました…」とか言っている記事を見ました。 それは 性分化疾患の話。 反響を紹介した記事もあって、 (反響の記事はこちらに毎日新聞 2009年10月22日 )「姉が20歳の時に自殺してからわかったのだけれど…」という記事を読んで胸がつまり ソナタ、知らないことが多いし 知っても忘れることが多いけれど 罪を少しでも減らそうと思って 『インターセックス』読みました。
人気作家でもあり精神科医でもあるハハキギホウセイさん、 ミステリー事件は後半で展開させていますが 前半は登場人物の力を借りて 男女に分類しきれない人の医学的な説明をしたり 医療が抱える問題を語っています。 (性同一障害は 脳と体の性が逆転しているとか) 性分化疾患は染色体やホルモンの異常で 単純に男、女に分類できない疾患 登場人物の発言に 「私たちは 男、女である前に人間なのです。 人間をmale femailの二分法ではなく herm 真性の半陰陽 男性器と女性器両方を持つ hem 性染色体はXY(男)であるが外見は女 のインターセックス というのがありました。 広い意味での性分化疾患の人は100人に1.5人もいるそうです。 「人間の知性は偶然を受け入れられないのです。 遺伝子の組み合わせは偶然による事がほとんどなのに母親のせいにされることが…」 「自分の産んだ子供が性分化疾患で生まれる可能性もあると思ってこの病気を知って欲しい…」と そういえば、『インターセックス』には書かれていませんでしたが 何百年か先には 人類から男のY染色体が消えるという話もチラリと…
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