江戸川乱歩賞受賞読破を狙っての読書
まだまだ ゴールは遠いです。
2月に山崎洋子『花園の迷宮』(第32回)(1986年)を読み
3月に高橋克彦『写楽殺人事件』(第29回)(1983年)を読み始めた時に
東日本大震災が勃発し読書も滞っていました。
が、TVドラマを控えたおかげか?
『写楽殺人事件』を1ヶ月で読み終え
4月には井沢元彦『猿丸幻視行』(第26回)(1980年)も
一応読み終わりました。
「百人一首に出てくる猿丸太夫は、実は柿本人麻呂?」
という疑問を解明する話で
最後には殺人事件も出てくる『猿丸幻視行』。
和歌や 色葉歌(いろは歌)などのパズルも沢山登場して、
真剣になって一緒に解いていると
1年はかかりそうなので
パズル部分は飛ばし読みにして
「一応」読み終わりました。
「歴史に登場する人物、 本当は誰?」という謎解きの話は
『写楽殺人事件』も同じです。
ちょうど 5月1日から、
上野の東京国立博物館で『写楽展』が開催されているようで
「写楽は誰だ?」という記事が載っている雑誌も出ていますが
私、この『写楽殺人事件』を読むまで、
写楽さんについて、いろんな説がある事を知りませんでした。
江戸時代に栄えた浮世絵の版元「蔦谷」って
ビデオレンタルの「ツタヤ」と関係あるのかしら?という疑問も。
『花園の迷宮』は昭和初期の話。
若狭湾の若い娘が横浜の遊郭に売られた後、自殺(?)
という事件が起きます。
満州事変とか、アヘン…政治がらみの話も。
吉原が登場するのは『写楽殺人事件』と共通しています。
この3冊で
日本史が 少しわかったような気が。