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家庭教師は東大生 〜歴史と分析が好きな小学生〜

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2024.03.23
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カテゴリ:大学受験
​​​​​​東大受験の回想録になります。合否の行方。

昨年末、息子と2人で東京大学へ下見に訪れました。

共通テストの会場は東大ではありませんでしたが、その結果がどうなろうと2次試験は東大を受験することに決めていました。

私は初めて"赤門"の前に立ち、『私には全く縁がなかったのに、息子のおかげでこんなところまで連れてきてもらった』となんだか満足感に似た感情を抱いてました。挑戦すると決心したことはとても勇気がいることだし、彼の意思がここまで変わらず、さらに努力し続けたことを褒めたくなりました。

あとはこれから挑もうとしている彼の受験が、希望どおりの結果になってほしいと願うだけです。

そんな思いで赤門を眺めていると、息子が尋ねて来ました。
「ここで写真撮らなくていいの?」 写真が趣味である私が赤門を撮らないはずがないと思ったのでしょう。いつもの私なら何枚も撮っていたかもしれません。しかし「今日は撮らない。撮っちゃいけない気がする。まだ早い。3月にもう一度ここに来るチャンスがあったら、そのときここで撮ろう」と2人だけの約束をしました。

1/13-14共通テスト
初めて800点を超えて喜ぶ息子。「あー、よかった、よかった」と達成感を味わっているようでした。目標としていた810点には届きませんでしたが、なんとか戦える挑戦権は得られました。それでも現状は厳しく東進によると判定はギリギリC。2人に1人です。

・共通テスト(内訳)
国語 85%
英語 80%
数学 95%
理科 95%
社会 85%

2/25試験当日。
息子を送り出すことはせず、前の晩に玄関ドアにメッセージを貼りました。朝から緊張感を漂わせ、いつもと違う雰囲気になるのが嫌だったのと私が気負って喋りすぎる気がしたからです。目覚めていましたがベッドから起き上がることなく、息子を見送りました。

帰ってきた息子は「あー、もっと数学解けたー。残り時間が無くなってから解法の道筋が見えた。時間内で書けるところまで書いた。部分点はもらえるはず」と悔しがってました。 

2/26試験2日目。
この日は玄関で見送りました。ハイタッチで。

帰宅後、息子は「模試よりもできたんじゃないかな。思ったより結構解けたんだよね。漢字は完璧。着実に加点できた。古文も読んだことあったし、リスニングはたぶん満点かひとつ間違ってるかなー。化学はいつもどおりな(たぶん平均よりできてる)感じ。物理はまぁまぁかな」と言うから、家族から「何言ってんの!?そんなこと今までの模試の結果から信じられると思う?受験が終わったから言うけど、浪人の準備もした方がいいよ」と総攻撃を受けました。

受験を終え労いの言葉をもらった後で、こんなことを言われるなんて想像もしていなかったでしょう。

その後は落ち着かない日々が流れました。息子はそわそわしつつもワンチャンあるかもねと期待は最高潮に達しているようで、見方を変えると幸せな時間を過ごしているようでした。家族は不合格を覚悟していましたが、希望に胸を膨らませている我が子を毎日見ているうちに、もしかしたらという夢を持ちはじめます。親なんだから我が子を信じようと。ただし、
合格したらという妄想は一切無し。不合格だった場合の行動や準備について話し合ってました。

そして、3/10発表当日。
2台のパソコンを準備。発表時刻が近づくにつれ緊張が高まります。

正午。志望する科類をクリックすると、受験番号リストが画面いっぱいにアップ。まるで緊張が衝撃波となって襲いかかってきたかのように感じました。

昇順に並んだ数字を追いかけながら息子の番号を探します。まだまだ、次のページ。まだか、いやこのページでもない。近づいてる。もうすぐ・・・、もうすぐ・・、もうすぐ。

この列? これ? いや間違ってる?

うそっ!? なんで? マジで?

ここで間違ってたら冗談じゃ済まされないと思い、息子の
受験番号を何度も何度も確認。​
​​


そして、確信!

「あったーーーーーー!」

すぐに、もう1台のパソコンの方からも息子と母親の歓喜の声がこだましました。

息子と顔を見合わせると、その姿が急にぼやけて見え、私は「おめでとう。本当におめでとう」というのが精一杯でした。息子は少しずつ静かに溢れでる喜びを頬に伝わせながら、「よかった、よかった」と努力が報われた安堵の思いを込めて何度も何度もゆっくりと繰り返してました。自分で自分に言い聞かせているようでした。

親類、学校へと報告し、いったん落ちついてから入学手続きを済ませました。

発表から2時間後、車で"ある場所"へ向かいます。

祝福するならここと決めていた場所であり、3月にもう一度来ようと約束したあの場所へ。

愛用のカメラを携えて。


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・第1段階合格選抜者の最高点/最低点(平均点)
文科一類 872/226(724.10)
文科二類 889/210(725.87)
文科三類 873/623(742.69)
理科一類 883/703(788.01)
理科二類 879/682(764.53)
理科三類 881/691(803.19)

・第1段階選抜合格者数(募集人員/合格者数)
文科一類 1,141人(401人/402人)
文科二類 1,049人(353人/355人)
文科三類 1,408人(469人/471人)
理科一類 2,776人(1,108人/1,119人)
理科二類 1,863人(532人/548人)
理科三類  291人(97人/98人)





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最終更新日  2024.03.26 21:35:52
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