Khushi Shanti　愛しの花ぱん

Netflixのドキュメンタリー作品です。

あまりにも衝撃的でした。

韓国の４つのカルト宗教団体の話で、全部で８エピソードあります。

制作は韓国のMBCで、もともとは同局の「PD手帳」という番組（日本でいうとクローズアップ現代っぽいのかしら？）で放送予定だったのだけど、
大人の事情で上からストップがかかったらしい、
それでNetflixに持って行って配信が決まったということらしいです。

２０２３年３月に配信スタートしてから　
上記４つの宗教団体のひとつからは既に上映禁止仮処分申請がされているそうだし、
この作品を制作したPDさん曰く放送局や行政他のあらゆるお偉いさんたちの中に大勢の信者たちがいる、とのことなので、もしかしたらいつの間にか観れなくなっちゃうかもしれませんね。

これらのカルト団体の一つの始まりは有名大学のサークルをターゲットにしていて、
エリートといわれる人たちに浸透していって、今がある。

日本もそうでしたよね、オウムとか、日本赤軍とか。

この作品の４つの団体の集会の様子が、リンチの様子が、
当時日本のテレビに流れていた　オウムや日本赤軍の様子とそっくりです。

説教の様子や歌い踊る様子はシュールなコメディですし、リンチの証言には吐きそうになります。

このドキュメンタリー内の４つの組織（「宗教」というよりも「悪徳組織」ですね）のそれぞれの代表は刑務所に１，２度ははいっていますが、
それでもいまだに信者はいて潰れていないし、潰れたとしてもまた別の組織が出てくることでしょう。

一部は証言をもとに俳優さんたちが演じているそうですが、
実話で減光している問題な上にとても生々しくて辛くて見ていられない場面が多い、

特に性暴力や子供に対する暴力も取り上げていて本当に辛いので強くお勧めはできません。

それでも他人事にしてはいけない、目を背けてはいけない、そんな気にさせられました。

閑話休題：５月の種まき