カテゴリ:本に関する事
【特段、他人に語れるようなことのないサラリーマン生活を終え、年金生活に入った矢先のがんの発覚。そして余命を告げられ、その期日を過ぎてもなお生きている。
正直、明日をも知れない日々ではあるが、ならば、死を意識した感性の高まりをエッセイに具現し、命のある限り綴ろうと発起した。そして日々、奇跡の時空に生きる自分に気づく。 百篇余からなるテーマの一つ一つに感性を全集中し、著者自らの恥部をも赤裸々に綴っている。少しでも気の利いた話があれば幸いである。】(作品概要より) ガンケアライフーがんと共存し奇跡の時空を生きるー つむぎ書房 刊 著者は、同じマンションで妻が近所付き合いしている奥さんの御主人である。 自分自身は面識はない。 がんとは聞いていたが、ご自身の闘病生活を本に書いていたとは知らなかった。 2018年6月ステージ4の胆管がんがみつかったという。 10月に手術を行ったものの、病変(腹膜播種)があって切除されず、試験開腹に終わった。結局その後の手術は断念し抗がん剤治療に専念する道を選んだが、2019年10月に余命6か月を告知される。 がんと知らされたとき、更には余命を告知されたときの衝撃はいかばかりであったろうか! 幸いに余命期日の2020年4月を過ぎ、ご本人は延命生活ではなく、がんとの共存「ガンケアライフ」という生活意識を持って毎日を過ごされる。 2020年10月、区切りとして「終章」を仮定記述され本書は終わっているが、2021年3月現在、ご本人のガンケアライフの生活は継続中とお聞きしている。 ご家族のためにも、ご本人のためにも、現状の生活が永く続かれることを祈念するばかり・・・。 年齢的に、わが身に起きうる可能性も感じながら・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.03.20 10:00:06
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