ねこまみれ日記

今日も余震が続く。
ウチの「びくびくチーム」は、一番安全な部屋にダッシュして布団にもぐる
手慣れた避難で落ち着いたものです。
いちばん怯えているのは私かも。




１４年前の夕暮れ時、関東地方で起こった震度４の地震。
たまたまベランダにいたウチの初代猫「マウ」は
倒れた植物の鉢に驚いたのか、ベランダから落ちてしまいました。
まだ、推定３ヶ月の子猫でした。

「ペット」の事故は、1000％飼い主の責任。
罪の重さから、その後まともな社会生活が送れなくなった私は
保健所行き寸前だった捨て猫を
当時の住まいで飼うことのできる最大数引き取り、その猫たちの召使いとなりました。

召使いとしてお仕えすることで、少しでも罪を償おうと思ったのかもしれません。




そして１年後、
初代猫の命日に、供養のためお寺に向かう途中の
植物園の橋の下に捨てられていたスケロクと出会いました。

生後24時間経つか経たないか、ヘソの緒もついたままのスケロク。
マウと同じ茶トラ腹白。先が曲がって中途半端なシッポの長さも同じ。
輪廻転生という言葉が頭をよぎったりもしましたが
あまりの性格の違いに、むしろほっとしました。

マウが出会わせてくれたのは間違いないことだけれど
スケロクはスケロクであり、
似ている誰かじゃないし、もちろん誰かの代わりではないから。




３.１１の地震の時
全部倒れた、数々の写真立ての中で、マウのだけ、ガラスが割れてしまった。
入れ替える時に、デジカメで撮影してみました。