第40回東京モーターショー。
11月3日土曜日、先日書いた第40回東京モーターショーを見てきた。まぁ、自分の写真が採用されているかもしれないしその日は幸い、仕事が夕方からだったので混雑する前に、早く行って早く帰ることにした。 午前8時、会場の千葉県幕張メッセに着く。まだ会場1時間半前だというのに、すでに駐車場は1000台を超えるクルマの数。 みなさ~ん!公式サイトなどで「来場は公共交通機関をご利用ください」って呼びかけてるじゃないか。ガソリンも値上げしたしさ、何千台を超えるクルマがここに集結するだけで、どれだけのCO2が排出されるのか想像もつかないよ・・・・。って、ごめんなさい。だって朝が早かったし、乗り換えとか含めると結構時間掛かるんだよ~。(横浜→千葉) 我慢強く、ゲート前で1時間ほど待ち続け午前9時半、ようやく会場へ。チケットは前日にコンビニで入手しておいた。 今回の展示は世界中から520台が集まり、そのうち世界初出品が71台、日本初出品が97台。発売から間もないモデルや、デビューを控える新型は買い替えを控えているユーザーを意識している。さらに、コンセプト・カーというカテゴリーでは5年後、10年後のクルマの姿を表現。奇抜なデザインもさることながら、環境や安全に配慮したメーカーの提案を実感できる。 国産と海外の乗用車は西ホール、中央ホール、東ホールに展示されている。真っ先に向かったのは、もちろんスバル・ブース。 いきなり目に飛び込んで来たのは2008年のインプレッサWRX STI FIAグループNラリーカー。ここ数年は勝利から遠ざかっている。来季の巻き返しに期待。 ステージの背後には巨大なモニター。予定の時間になると、今回の目玉となるインプレッサWRX STIと、来年の発売が予測される3列シート・ミニバン「エクシーガ・コンセプト」がモニターと連動で紹介される。モデルも登場し、迫力の大音響で見応え充分。インプレッサWRX STIエクシーガ・コンセプト さて、掲載されているらしき私の写真はどこだろう・・・・。どこを探しても、写真が飾られている気配は無い。右往左往していると、ステージからアラン・パーソンズ・プロジェクトのドント・アンサー・ミーが流れてきた。 あっ!募集した写真の数々がモニターに映されている!そうかぁ、掲載っていうのは、こういうことかぁ。そして、画面がスクロールするとあのソフトクリームが画面に登場。よし、証拠写真撮らなきゃ!・・・・と思ったら画面が切り替わってしまった。出た出た、お約束・・・・。 思わず舌打ち。なんだよ、これならウェブ・サイトで見たのと変わらないじゃん。わざわざ来なくても・・・・。と思ったけど、せっかく来たんだから存分に楽しまなきゃ損だよな。 で、なんとか撮影が間に合ったこのフレンチブルは、あのオウチの子だろうか? 正解はコチラ。 インプレッサWRX STI、なかなかカッコイイ。でも単純計算すると、私の買ったモデルの約2倍の価格なんだよなぁ。性能を考えればコスト・パフォーマンスは高いんだけど。 市販される予定のインプレッサとセレクトショップ“ビームス”のコラボレーションも。イメージカラーのオレンジがボディ・カラーと内装のアクセントに使われている。 電気自動車R1eは地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞。短時間で急速充電、連続走行距離は現時点で120キロ。目標は200キロだという。すでに、自治体の業務車両として実用テストが行われている。 だんだん混雑してきて、撮影も難しくなってきた。どうしてもアングルが制限されてしまう。 その後も広い会場を、ひと通り回ったので全部というワケにはいかないが、他のメーカーも一部を御紹介。レクサス LF-A(コンセプト)トヨタ Hi-CT(コンセプト)トヨタ Rin(コンセプト)トヨタ i-REAL(コンセプト)トヨタF-1 TF107 トヨタのブースはレクサスも含め大盛況。さすが、世界の頂点を獲ろうとしているメーカーだ。出品台数も多い。ホンダ CR-Z(コンセプト)ホンダ PUYO(コンセプト)ホンダF-1 RA107 ホンダでは、あのCR-Xの後継を匂わせる次世代スポーツカーCR-Zが人気。その名の通り、プヨプヨしたジェル・ボディのPUYOは実際に同じ素材を触ることができる。日産 GT-R日産 インティマ(コンセプト)日産 PIVO2(コンセプト) 日産は、なんといってもGT-R!12月に発売を控え、すでに予約を開始している。時速100キロに達するまで4秒かからないとか。価格は約800万円。マツダ 流(コンセプト)三菱 ランサーエボリューションX 光岡 オロチ マツダは幻想的な演出。インプレッサと宿命のライバルである三菱ぼランエボXも迫力充分。インパクトじゃ負けていないのは光岡のオロチ。すでに生産が追いつかないほどの予約が入っているらしい。 さらに、海外メーカーも。プジョー 308RC Zルノー R27シトロエン C-CACTUSクライスラー ダッジ・デーモンランボルギーニメルセデス・ベンツ F700 ルノーF-1の展示は予想外で嬉しかった。ヨーロッパの一流メーカーは輝きが違う。ランボルギーニにベンツだ・・・・。私はダンボールとベンチで我慢しよう。(ホームレスかよ) 宣伝色が強く、お祭りムードと揶揄されることもある東京モーターショーだが、私としては色々と感じることも多かった。未来へ向け厳しい規制を超えるためにメーカーも試行錯誤。それでも、デザインや走行性能といったロマンも捨てられない。 普段から野鳥や自然が好きだといっていながら目的地にはクルマで行ってしまう。遠くても、機材が多くても時間を選ばずに自分の空間を楽しめる。後ろめたい気持ちは、当然ある。それでもズラリと並べられたクルマの数々を見たら気持ちは高ぶった。 ガソリン価格が上昇し、私の住む近辺でもレギュラーが149円になった。まだ新車で、走るのが楽しいといってもこうなると自己規制するしかない。あとはエコドライブで燃費を意識。それでも、走れば空気を汚すことに変わりない。 10年後「まだガソリン車なんて乗ってるの?」なんていう会話が出るくらいの世の中になってほしいものだ。会場で飲んだフレッシュジュース。※11月11日(日)まで開催。