カテゴリ:音楽関連
一瞬と、永遠と
音楽というのは「瞬間」の芸術だと表現されることがあります。 発せられた音は空気の中に溶け込んで消えていってしまう。 伝承され、楽譜となって残ったとしても、 それに基づいて演奏された音楽は、 どんなに完全なコピーであってもオリジナルとは違う“音”。 本人でさえ当時の音をそのまま出すことはできないし、 もっと言ってしまえば、生音と録音だって違います(゜w゜) 類似にはなり得ても、同一にはなれないわけです。 でも、それは可能性でもあるんですよね 同じになれないからこそ、応用し、発展させ、 新しいアレンジ・新しい解釈が生まれて、それがまた新しい「瞬間」になる… かつての音楽から新しい音楽が生まれていき、 表現は変化し続け、留まることはないと思うんです。 形のある芸術は、その固体が消滅するまで命を持つ。 音楽は生まれては消える「瞬間」のものだからこそ、 その営みは「永遠」になり得る…ふと、そんな気がしました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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