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テーマ:占い・心理研究日記(1154)
カテゴリ:暦
世間が不況の真っただ中であるからでしょうか、最近頂くご相談で多いのが、ご主人のお勤め先が不況で収入が低下してために、子供の教育に十分な支出が出来なくなりそうで、その為に、夫婦の老後のための貯蓄を取り崩すことになると思うと将来が不安、とのお悩みです。
今回の東京でのご相談者(Aさん)の場合も、まさに上記の内容そのものでした。 悪いことが連続して発生する原因も、昨年に知らずに凶方位で移転してしまったせい?と思うので、再度転居する時期と方位を教えてもらいたい、との内容でした。 そこで、先ず私がAさんの面談鑑定で申し上げたことは、 「諸々のお悩みの元凶が何なのか?を見つけましょう」ということでした。 一般的に、多くのご相談者は、ご自身を悩ませている原因の正体が何かを把握されていない場合が多いのです。 悪いことばかりが起こる原因を凶方位での転居にすれば、事は簡単です。 「ご主人の会社が経営不振で、転職を考えているので、その時期を教えて欲しい」。 「勉強をしない娘を進学させるのに、公立校か面倒見が良い私立校のどちらにする方が良いか?」 ただし、「私立学校の費用の捻出を考えると、老後の蓄えを取り崩すことになることから、自分たちの将来に不安が残る」等々となるわけです。 これらの悩みのすべては、「凶方位のせい?」なのでしょうか。 先ずは、娘さんの教育問題ですが、そもそも娘さんの教育は誰がするものでしょうか? 学校でしょうか?それで、公立校か私立校の選択が、差し迫ったご家族の問題となるのでしょうか? “教育”とは、家庭内ですることがもっとも重要で効果的なはずです。 易学には、山水朦(さんすいもう)という卦があります。これは、「教える側が生徒を求めるのではなく、生徒が先生を求めて教えを乞うのが本来の教育の姿である」とされています。 娘さん本人が、心から学びたいと思わなければ、どんなに優秀と言われる学校に入学させたとしても、真に学ぶことにはならないでしょう。 真の教育とは、家庭が取り巻く経済状況が厳しくなった時には、家族全員で力を合わせて、収入に見合った支出で生活をし、厳しい経済状況を乗り越えることをご両親が身を持って娘さんに教えることこそが、真の人生教育になるはずです。 子供は、親の生きざまを見て成長するからです。 特にこの娘さんの命式は、お母さん(Aさん)のものと驚くほど酷似していました。 その意味することは、娘さんは潜在意識的に、ご自分の将来像をお母さんに見ているのです。ですから、今がお母さんの“生きざま=人間力”が真に問われているのです。 今年平成24年は、壬辰の歳です。女編を付ければ、「妊娠」となりますことからも、女性が身を持って活躍すれば、必ず近い将来には新しい希望の生命が誕生するのです。 今は、それを期待して、産みの苦しみに“耐え忍ぶ”時なのでしょう。 言葉ではなく、毎日の生きる様で無言でも“生きる真剣さ”は伝わります。それが、“気”がなせる業なのです。 東洋運命学の基本理念である陰陽論では、「凶が極まれば吉となり、吉極まれば凶となる」と教えます。 ぜひ、現在ご家族が置かれている困難な経済状況から、お子様に“人生の生き方”を、その身を持って教えること(言葉ではなく)が、ご両親様の、特に今年はお母様がなせる最高の教育ではないでしょうか。 どうぞお幸せに! “〆‘(ェ)’*) サササッ 小熊Q太朗 でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.05.25 11:39:44
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