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本と映画と食事とあひる

2020.01.19
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カテゴリ:映画、ドラマ
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 先日、夫と久しぶりにフランス映画を観ました。

といっても、もともと「『フランス映画』を観よう!」と

積極的にどちらかが誘ったわけではありません。

夫、フランス映画嫌いだし。

Amazonプライムビデオで、

面白そうなものないかな?と探していたら

これに行き当たっただけ。

まあ、私はなかなか興味深かったです。

監督は『氷の微笑』のポール・ヴァーホーヴェン。

主演はイザベル・ユペール、

原作はフィリップ・ジャン。

 暗い過去を持つ女性社長ミシェルが自宅で

何者かに襲われます。

気丈に日常生活を送りますが、

気は張り詰めたまま。

彼女は離婚歴があり、一人息子はファストフード店の店員も

長続きしない自堕落ぶり。

身重の彼女とアパートを借りるのも母親に頼る有様です。

別れた夫は売れない作家。

自分より社会的に成功している妻に

嫉妬している様子。

年老いた母親はアンチエイジングを施し、

ミシェルと同世代の愛人を持ち、結婚をしたがっています。

父親は過去に重大な事件を起こし獄中。

ミシェルには長年の親友かつ、息子の乳母的な存在であった

アンナという存在があります。

普通なら彼女が精神的な支えになりそうなところですが、

なんと、ミシェルは彼女の夫ロベールと不倫中。

こんな八方ふさがりの中、

脅迫状が送られてきて、、、、というのがあらすじです。

いや、もうね、この人間関係の複雑さ、

さすがフランス映画!!!


(まあ、最近の日本の地域復興映画も似たようなものでしょうか。

こちらはストーリーに絡みませんが。)

 この映画、犯人は誰か?という謎解き視点で鑑賞と

あっけにとられるというか、肩透かしをくらいます。

フランス映画ですからね、そんなに単純で一直線にはいきません。

どちらかというと

この先どうなるか?

予想を裏切る展開を楽しむ作品ですね。

私は観ていて、パトリシア・ハイスミスの『ふくろうの叫び』を

思い出しました。

あの、ありえない展開の連続。

なので、この作品もちょっとハイスミス的と言えないこともない―。

ただし、原作を読んだところ、

彼女のような緻密な書き込みや臨場感、

卓越した心理描写があるわけではなかったです。

あまり期待しなければ〇、

予告編に麗々しく流れてくる、受賞・ノミネート歴に

惑わされないで!!

心理主義嫌いの夫は

「最優秀予告編賞だな」とあきれていましたから。大笑い

(まあ、さすがはファッションの国。

熟年女性の美しさや着こなしは楽しめました。)





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最終更新日  2020.01.19 21:01:29
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