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KIKIの山行き・・・ 山と山の花

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2011.08.31
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1日目 一の沢~常念乗越~横通岳2767m~東天井岳2814m

         ~大天井岳2922m~大天荘(泊)


ヘッデンつけて、登山口の小屋で暖かいお茶をご馳走になって

登山届けを出して出発します。

沢沿いの道を登って、途中の山の神の祠に参拝し、

明るくなってから、沢の流れが見えるところで朝食のパンを食べ

何度かの沢を横切ったり、水場を越えて谷を詰めてゆきます。

お天気は思ったとおり良い天気で、日が高くなると暑くなって来ましたが

適度に樹林の中を歩くので助かります。

途中で、たくさんの団体さんが次々と下山してくるのとすれ違いますが

みなさん昨日の常念小屋は布団一枚に二人でした、という団体や

布団一枚に3人でしたという団体があって、小屋の混み具合が想像できますね。


沢から離れて、山腹を巻くように登ってゆくところから胸突八丁です。

胸突八丁

ここから急に高度を上げて登って行くのです。

お花たちも増えて来ました。

ルート上は結構いろいろな花が咲いていましたが、花の写真は最後にUPしますね。


歩いてきた谷

登って来た沢を見下ろしてみましょう。

ソバナの向こうに見える谷を詰めてきたのです。


最後の水場

最後の水場で、冷たくて美味しい水を飲んで、

水を補充してあとひと頑張りで乗越です。


常念乗越

人の声がしてきたら常念乗越に到着。

たくさんの人が小屋の近くで休憩しています。

赤い屋根の常念小屋の向こうに、本当はバーンと槍・穂高の山並みの

大展望が期待できるところですが、山頂部にガスがかかって迫力がありません。

左に行くと常念岳、右に行くと横通岳です。

まだまだ先が長いので、ここではゆっくり休憩しないで先に進みます。

ここにはまた明日戻ってきますから。

上から見た乗越

横通岳への登りの途中で振り返って、常念乗越を見てみました。

以前、蝶が岳から常念岳に登って山頂から、常念乗越を見おろした時

そのときの小屋より綺麗になっています。


常念岳と乗越

途中何度も何度も振り返ってみましたが、ガスが途切れないので

常念岳の全貌が見えたのはかろうじてこれだけです。


横通岳

横通岳は、普通のルートは山頂部を通らず山腹を巻くので

この先、ルートから離れて山に登ってゆきます。

歩きにくいザレの、薄い踏み後をゆっくり登ってゆくと

コマクサがポツポツ咲いています。

御嶽山でも会えましたが、ここでもコマクサにまだ会えたので感激



横通岳のコマクサ

盛りを過ぎていますが、待っていてくれたようでうれしい~~


横通岳山頂

二つのケルンの間に三等三角点だけがポツンとある横通岳山頂(2767m)。

ガスが無かったら、360度の大展望が見られるすごいところですが

貸切状態。

そもそも、常念乗越から大天井岳方面に行く人が意外に少ないのに驚きです。

横通岳山頂より大天井岳

目的の大天井岳方面もかろうじて見えている。

一番遠くに見えているのが大天井岳です。


ガスの中の穂高の山並み

ガスが山頂を隠している、恥ずかしがり屋の穂高の山並み

左の雪渓は涸沢カールでその上が奥穂高岳のはずですが・・・

東天井岳

山頂から、山腹を巻くルートに合流して次の目標は東天井岳です。

山頂がギザギザの東天井岳の山腹を右に振って、さらに左に大きく巻くように

登って行くのがいやになりそうな登り。


東天井岳の峠

大きく山腹を右へ左へ巻いて登ったあと

東天井岳の峠に到着

振り返れば、ここは横通岳と常念岳が並んでいる姿を見たり、

目前は穂高の山並みも見える、ベストポイントなのに・・・ガスで見えません。

安曇野方面からのガスが、山の稜線で分けられています。



峠にザックをデポして、東天井岳へ登りましょう。

ここも意識しないと通過してしまう山です。

すれ違った人がみんな、「いつか分からないうちに通り過ぎちゃったのね」と

言っていましたから。

東天井岳山頂

石の積み重なっただけで何にも無い山頂(2814m)。

写真だけ撮って下山です。


東天井岳のコマクサ

東天井岳の山頂部を右に巻くように大天井岳へ向かいます。

東天井岳の斜面はコマクサの群生

東天井岳をバックに

歩きやすい稜線歩きは大好きです。

ガスが無くて左に大パノラマが見えているはずですが

心眼で見るだけ・・・見えているつもりで歩きます。


大天井岳へ

だんだん花崗岩の岩が出てきて、稜線の景色も個性的になってきました。

その代わりガスがもっと濃くなって、遠くは何にも見えていません。


大天荘の後ろが山頂

方向が分からなくなるほどのガスの中に、

ボンヤリと浮かび上がった小屋が大天荘です。

しばらく写真を撮りたいので、がすが切れるのを待ちましたが

これ以上はガスが抜けません。

その後ろに大天井岳の山頂がかすかに見えています。

思ったよりも早く小屋に着いてチェックインの手続きの後

二段ベットの自分のスペースで着替えたり、片付けたり・・・

ガスが消えたら山頂まで行こうと思っていましたが、反対に濃くなるばかり。


大天荘の夕食

五時からの夕食

魚料理と、肉料理とどちらかが選べます。

魚はさばの味噌煮、肉料理はハンバーグのキノコソース

KIKIは肉料理です。

付け合せの千切りキャベツのサラダにお野菜の煮物、冷奴、具たくさんの味噌汁

デザートはグレープフルーツ

とても美味しくボリュームたっぷりでした。

夕食後、何とかガスが薄くなったようなので山靴を履いて山頂へ。


大天井岳の山頂

三等三角点と祠のある山頂は、石の積み重なったあまり広くない山頂(2922m)

目の前のガスが無ければ槍・穂高の山並みの大パノラマが

見られるすごいところなのに・・・と思っていたら

ガスが途切れて、ガスの上から何やら尖がったシルエットが・・・

槍ヶ岳ではありませんか・・・

もっとガスが切れるかも知れないと、日没直前まで粘りましたが

これ以上ガスが切れることは無く、期待は明日に持ち越し・・・


八時の消灯で寝ようとしますが、たびたびトイレに行く人の気配が気になって

疲れすぎているのに全然寝られません。

また「山小屋で寝られない症候群」に陥って

明日の朝のご来光や、槍・穂高の山並みを想像しながら

朝までただ目を閉じるのみ・・・あ~あ~山小屋の夜の長いこと。

明日は興奮の大展望をUPしますね~~~






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Last updated  2011.08.31 13:30:28
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