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入院3日め。
熱は、36度5分。 バァは、順調に快方に向かっている。 目をぱっちり開けて 受け答えもはっきり。 鼻に入った酸素の管を自分ではずし、 私が入れるとまたはずし、と攻防を続け、 「こんなん、いれんのじゃー」 大きな声で抵抗を見せる。 とうとうこちらが根負け。 看護師さんも「もういいですよ」と あきらめる。 カーテンの向こうに何があるのか、 しきりに気にして、 開けてみようと試みる。 「ほかのおばあさんがおるんよ」の説明には 怪訝な顔。 私がいるから病院だと思ってないかも。 昨日から何度も飲み物はまだですか、と 確認するも、 昨日は救急明けで担当ドクターは休み。 点滴してても喉は乾く。 今日になってやっと3時頃回診に来られたドクターは 渋々といったていで、 「水にとろみをつけて飲ませますか?」 とろみ水を持ってきた看護師さんは 調子よく口に運び、飲みこむ バァの様子に驚いて、 とろみつきジュースの許可を 取り付けて来てくれる。 チャンスとばかりに、 「食事はまだですかね」と ドクターには鼻であしらわれた質問を 繰り返してみる。 看護師さんから奪うようにして 自らスプーンで、とろみジュースを すくっては飲み、 挙げ句にそれもまどろっこしくなって、 コップから飲み始めたバァをみて、 看護師さんがドクターに交渉。 なんと、 今晩からの流動食の許可がおりた! リハビリ計画のため、 バァの足の様子を確認に来たリハビリ担当者は 当たり前ですよね、という口調で、 「いつも寝たきりなんですよね」と聞く。 いえいえ、午前中は起きて座ってテレビを見て、 夕方は歩行訓練もして、 夜は手引きですが、歩いてダイニングまで いきますよ。 「確かに膝もやわらかい」と、 早めのリハビリ開始をドクターに告げると 約束してくれた。 まだ、私相手にしか返事をしないが、 看護師さんにもちゃんと受け答えをするようになると、 バァの回復はもっと認めてもらえるだろう。 バァの奇跡的な底力は、 今回も私たちを驚かせてくれる。 午後中起きていたバァは、 でぶちん、こと、くまのプーさんを抱いて ようやく、うとうとしはじめた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 12, 2011 05:10:10 PM
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