005269 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

錦ちゃんのほろ酔い日記

錦ちゃんのほろ酔い日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2021.01.26
XML

驚きの日本史


35,000年前の地層から石器が見つかったという事なんですが、岩宿遺跡から出てきた石器の中に石斧があったんだそうです、その斧に​磨いた跡があったので、一時は磨製石器(新石器時代)とされたこともあったらしいのですが、現在では多くの部分的に打製と磨製が混じっていることから局部磨製石器と呼ばれ、旧石器時代の後期と分類されているそうです。

日本には石器時代は無かった!

​私が小学校の頃に(半世紀も前の事です)社会科の授業で習ったのは日本の始まりは縄文時代からで、石器時代はなく、中国や朝鮮半島から古代の人たちが狩りをしながら獣を追いかけてやってきたのが始まりと教わったと記憶していました。

ですから、旧石器時代に人が住んでいたのはアフリカ・ヨーロッパ・中東ぐらいでそこから西へ西へと広がっていって世界の4大文明へと発達して行ったと習ったのですが、半世紀の間に歴史研究が変わってしまい随分と違う事になってしまったことを知り愕然としています。

詳しく調べてみると旧石器時代は10万年以上前から1万年くらい前までの長い時代だそうです。
世界では新石器時代というのは6,000年前くらいから磨製石器を使い穀物を育て定住して暮らすようになった時代だそうです。

その時代には穀物を貯蔵するために土器を作り、煮炊きをするためにも使っていたそうですから、そうです縄文土器の時代です。

だから日本には石器時代がなくいきなり縄文時代と言われていたのですね。

しかし3万年前の地層(29,000年前の九州南部の火山の大噴火の火山灰の地層より下の層)から半磨製の石斧が発掘されたことから日本にも石器時代があったことが証明されたそうです。

昔は日本は世界のはずれでヨーロッパや中東、中国より遅れて文明が伝わったと教えられていましたが、むしろ世界で耕作(定住して穀物の栽培)や土器を作って暮らし始めたのは日本の方が先ではないかという説も多くなってるようです。

日本に石器時代が無いとされていた理由


​それでは私が生まれるより前(1940年代後半)に石器が見つかっていたにもかかわらず、日本に石器時代が無いとされていたのはなぜなのでしょうか?

前にも書いた姶良カルデラの大噴火で九州はおろか東北まで火山灰に覆われた事、そのあとにも日本列島各地で火山の噴火が有り、関東でいえば関東ローム層が形成されるより古い時代に人間が住んでいるわけが無いという思い込みがあったとされています。

つまり土を掘っていって火山灰の地層に当たるとそこから先は何もないはずと言って発掘をやめてしまっていた。

なんと思い込みの罪なことでしょう。

さて、今回のタイトル新石器時代とは

​ロシアや中国で1万数千年前の土器が発掘されたと報道されていますが、日本でも青森県の大平山元遺跡(おおだいやまもといせきと読みます)から縄文以前の縄目のない土器が出土しています。
16,500年前の物とされています。

昔は旧石器時代は打製石器、新石器時代は磨製石器と教わりました。
つまり石をたたき割って偶然に鋭利な面が偶然できたものを使って狩りをしたり獲物を解体していたのが旧石器時代。
その石を研いでさらに使いやすく仕上げることが出来るようになった時代を新石器時代と分けていたのです。

ですが、現在では旧石器時代にも先に述べたように部分的に研いでいたりしたものもあったことから、分け方が変化しているようです。

旧石器時-先土器時代ともいうらしいですが、たまたま通りかかった動物を狩ったり、偶然見つけた植物の実を採取したりして、居場所を決めずに食料を求めて生活していた時代。

新石器時代-行き当たりばったりの生活をやめて一か所に定住し、農作・牧畜などを通じて安定的に食物を入手できるようになり多くの人が生活できるだけの生産力を持つ時代。
さらに言えば金属の道具が使われるようになる前の時代として、土器の使用も含まれるらしい。

つまり日本では従来いきなり縄文時代が始まっていたものが現在では

旧石器時代→新石器時代(後期には縄文時代も含む)→弥生時代→古墳時代

というような流れになっているようです。

火山の噴火や氷河期の地形から氷河期が終わった後の海面変化などで日本列島に人が(今の人類が)住むようになったのは思っていたよりうんと古い時代だったという事のようです。

で、ここからは空想の世界です。


どうやら人類の祖先はアフリカ→ヨーロッパ→中東→アジア(中国→朝鮮半島→日本)という順番で伝播していったと考えられていたのですが、ひょっとしたらその前半は今の人類ではなかったのではないか。

類人猿→原人→旧人→新人→現生人類という進化も現在の説では矢印が無くまったく別の生物ではないかと言われているようです。

つまりアフリカに始まった人類の祖先が東へ東へと進化しながら旅を続けたのではなく、アフリカに生まれた類人猿がヨーロッパに広がり、その後でまたアフリカに原人が発生し、次に旧人が生まれヨーロッパから中東にかけて広がり、遅れて現生人類が誕生して一時期は共生しつつ生き残りを競った結果現生人類が生き残ったというような経緯をたどり、大陸の東の端に発生した文明がやがて西へ西へと海を渡って広がっていった。

私が想像するところでは世界は常に広がり続け東の端でバウンドし又西へ西へと広がっていきヨーロッパでまた、バウンドして東へ新たな文化を広げていく。

そんな発展の仕方があったと想像したらけっして日本は世界から遅れて発展したのではないのではない、ある時は最先端だった時があってもいいのではないかと想像しながらウトウト居眠りをしてしまいました。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021.07.06 12:35:16
コメント(0) | コメントを書く
[夢か幻か歴史を考える] カテゴリの最新記事


PR


© Rakuten Group, Inc.