40年以上前ボーイスカウトをやっていた身にとっては昨今はやりのソロキャンプってのに興味があるんです。
ボーイスカウトの自慢話
毎週小学校のグランドに集まってロープワークや集団生活の基本を学ぶスカウト活動ですが、ロープの結び方によっていろいろな使い道があるんです。
もやい結び(ボートを係留するときや人命救助でわきの下に通して吊り上げるときなどに使われる力をかけて引っ張れば引っ張るほど固くしまってほどけない結び方。)
トートラインヒッチ(テントの親綱をペグにひっかけて長さが調節できる結び方。)
ロープワークの説明は別の記事に詳しく語りたいと思います、今回は火が無いと料理が出来ませんから火を使う道具の話をさせていただきます。
アルコールストーブを作ってみた
よくYoutebeなどに出てくる缶ビールくらいの太さで高さが5センチくらいのちっちゃなアルコールのバーナーです。
五徳もセットになったものもありますが、やはりトランギアのアルストと言えばキャンパーが一つは持っていたいと思う品ですよね。
しかしこれを買ってきましたってだけじゃ記事になりませんから、自分で作ってみたというお話です。
まず、缶ビールを切り裂いて、ルーターでバリを取って、ドリルで穴をあけてといった手順で作っている記事をYoutubeで何本も見て作れそうなものを考えました。
けれども3~4のパーツを切り出して加工して、組み立てるのは気が短くてあまり器用ではない私にとって難しい物と感じたとたんにしり込みしてしまいました。
そこで私が考えたのは、外壁・内壁の間にアルコールが入っていって上部に火が出る穴が開いていればいいのだと気づき一番手軽に出来る方法を思いつきました。
こんな感じの簡易型アルストです。
使う道具ははさみとヤスリに糸鋸の3種類だけ。(高さを測って糸鋸できれいに切れるなら微調整用のはさみは不要です。)
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作ってみたのは娘が飲み終わった
クロロゲン酸飲料の缶を4つに切り離しました、使うのは左端と右から2番目の二つだけ。
キャップ下の肩の部分を内壁に使います。
燃料が通るように4か所(位置はアバウトで構いません燃料が通るだけですからネ)
次にひっくり返して8か所(10か所でもそれ以上でも構いません、位置も重要ではないのであまり偏っていないと感じる程度でOKです。)
深さ8㎜~10㎜くらい(くらいで大丈夫です、目分量・目安です。)
切り込みを入れた上部を底にはめ込みます。
この時にきつければ切目と切目の間を内側に曲げ、ゆるければ外側に曲げて調節します。
はめ込んだら、上部をペンチでつまんで折り返します。
アルミ缶ですから簡単に折り返せますが無理をすると切れてしまいますので少しずつ、角度もいっぺんに折り返さず少しづつ曲げていくのが唯一のコツでしょう。
全周曲げたら胡椒の瓶のお尻などで押さえて平らにして、手を切らないように仕上げましょう。
完成品はこちらです。
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15㏄(大匙一杯)のアルコールで10分以上燃焼しコーヒー1杯(200㏄)の水が沸騰して2~3分余ります。
燃料用アルコールは300円~500円くらいで500㏄入りの物が購入できますので固形燃料よりコスパはいいようです。
使用上の注意点
アルストにアルコールをそそぐときにこぼしてしまい気づかずに点火すると周りが火の海になってしまいますので気を付けてください。
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こんなのを使って外にこぼれないように燃料を入れた方が良いと思います。
間違っても燃料の継ぎ足しは絶対にやらないでください。
使用例(例えばこんなところに使ってみよう)
アルコールストーブが出来たら使ってみたくなりますよね。
けれどもキャンプに行くとなるとテントを買わなくちゃとか、料理の下ごしらえをどうするかとか、奥さんにどう説明しようかとか、いろんなことを考えているうちにて買い損ねてほこりをかぶることになりかねません。
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こんなのとか
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こんなチーズフォンデュー用のセットを買って固形燃料がなくなって押し入れの隅でほこりをかぶっていたらぜひこのアルストを使ってみてください。
使い慣れたら次は屋外へといった具合でなれるのが先と考えてください。
では今後どんなのを作っていつ使うかをおいおい記事にしていきますのでお楽しみに・・・