売りっぱなしかい?
大前提として、「自分のことはさておき・・・」小前提、メガネは身体の一部であると半月前に、夫の時計が止まったという。分解掃除に2,3万かかるというので、ここは思い切って、新しいのを買ってあげようと、そして、生涯最後の時計として。(とは言っても、夫の口座から出るのだが)御贔屓の棒時計店のTさんに、時計を買いに見に行くからと電話をしておいた。彼は来る前に電話をしてくださいね。というやり取りから、数週間・・・なかなか足が向かなかった。(私のでないから)それから数週間、フェアーの招待状が届くのと同時にTさんから電話、フェアーをしていますのでどうぞという案内に加えて、Bのサングラスとかも素敵なのがありますから・・・等と+αの営業。サングラスなんて用ないと思っていた。が、この辺り営業マンとしてはダメもとの情報提供にヤルな。。なんて思ったり・・・ま、嫌みはないTさん。早速翌日に行くことした。世の中不景気というのに、駐車場はいっぱい、大勢の人が来ていて、どこが不景気?と、別世界。そんな中、担当のTさんと好みの時計をチョイスしている間、なかなか決まらない夫にいらつき、退屈もし、疲れてきたので椅子に腰掛けて待っていた。そういえば、、、サングラスがどうこう言っていたな~と・・・メガネ、何か私に合いそうなフレームがあったら持って来てと。するとメガネ担当者が幾つかトレーに入れて持ってきた。買うつもりは無かったが・・・これ!とビビビッいうものがあった。しかし、桁が違う。。。でも夫だけ買う・・・何だか損をしている気分になり、私も!と思い始めた。中学からメガネはかけているが、メガネはここの時計店のMさんにずっと見てもらっている。メガネは顔のど真ん中にあるし、目の延長なので結構こだわりのフレームとレンズは最高の物にしている。また、フレームのちょっとした力加減で耳が痛くなったり、目とレンズの距離で頭が痛くなったり微妙である。目に関しては繊細なのかもしれないが・・・なので、いつもMさん。彼の技術を信頼してる。今回は若い店員さんだが、仕入も担当してるということで、デザインと流行にはたけているかと思った。コレは、以前、メガネのデザイナーが店に来たときにセレクトしてもらい、本来のレンズをを私用に切り取ってもらったものであること、また、その前のは、「写楽」という日本のブランドのもの。「写楽」そう、あの写楽のなめらかな曲線を用いた柔らかいフレーム好きであった。など、私のメガネ情報、つまり、初めてのお客様情報を売り手に提供するコミニケーションをした。(つもりだった)いや、それは、初めての店員さんに不安があったからかも知れない。話は通じたので取りあえず安心。カルテがあるはずだからと調べてもらい、他店に居るMさんにも電話をしたようだ。微調整はMさんもいるし・・と、それに周りの購買力も手伝って、その雰囲気も手伝って、買うコトにした。衝動買いというヤツ。出来上がりに2週間。そして、出来上がったのでという電話があった。その電話、「出来たので本店の方におこし下さい。もし、私が居なかったら、他の者にも言ってありますから・・・」その時は別段何も思わなかった。しかし、ウォーキングしてる時にふと怒りに触れた。(歳を取ると怒りに触れるのも時間がかかる)待てよ、買ったのは、アンタから、なのに、最後まで面倒みないかい?売りっぱなしかい?時計とかであればそれで良しにしても、メガネは調整が必要。そりゃ、メガネ店の店員ならもっと技術ある人もいるであろう、しかし、レンズのカットのデザインはアンタに任せたのだ。出来上がりのプレゼンがあってもいい。たとえば、「あなたの顔立ちがコウコウなので、こういう形にカットした」とか・・・それでもう一つ納得、得心がいくと言うもの。つまり、売り放しは、その人の質の問題で、次ぎに繋げるお客さんにしたいか、売れればいいというその場限りにするかだ。まして、メガネにしては高価なものを買ったお客なら尚更である。安価、高価にかかわらず、手から手へ手渡してこその値打ちである。時計宝石担当のTさんは、その辺りが違う。イケメンでもない、歯が浮くようなお世辞もいわない。買う買わないにしても常日頃と言うのもがある。来られる時間にお電話くださいね、私が居ますから・・と何気ない一言がお客さんの心を掴むというものだ。私が今後彼の顧客になるかどうかは、取りに行った時の対応次第である。そんな風な見方、取り方するのは、商売人の性かも知れない。大前提、自分のことはさておいて・・・ 人気blogランキングへ