ソムリエ Kimiの今晩飲んだおいしいワイン

今日のワインは、日本のワイン、山陰にある、奥出雲ワイナリー　シャルドネ2008です。

先日、実家のある出雲に行ってきました。寒く雪の日が続きましたが、前から気になっていた奥出雲ワイナリーに行くことができました。とはいえ、ネーミング通りかなり奥の山の中、里の方は雨でもこちらはあたり一面の雪景色。雪には慣れていないせいか、やっとの思いで到着。雪の降りしきる中、ショップに入ると、暖炉は暖かくいい雰囲気。そしての店員さんの対応は丁寧…じゃあせっかくここまで来たんだし、帰りの荷物が重くなるのは覚悟ですが、印象の良いワインは買って帰ろうかなんて気分に。
2000円クラスのワインの試飲は有料ですが、その他のものは無料。どれも印象は良いですが、今日のシャルドネは評判の良いと聞いていたので試飲なしに即購入しました。

ラベル全体に描かれている、ウィリアム・モリスを思わせる、自然（ぶどうの木）の中にいる二羽の鳥のモチーフは奥出雲葡萄園の「有機農業」というポリシーから生き物たちと自然にやさしい、生態系を乱さない農業そして、自然との共生を表しています。 向かい合う鳥は、人と自然、奥出雲葡萄園とお客様、また奥出雲ワインを通したお客さま同士のコミュニケーションを表しています。

奥出雲ワイナリーは、ヤマタノオロチとスサノオノミコトの神話の地でもある島根県の雲南市あり、自然に囲まれた場所で、良いワインをつくるための良い葡萄づくりを有機的に実践しているそうです。栽培されているぶどうはシャルドネ種を主体に、カベルネ・ソーヴィニヨン種、メルロー種、ヤマブドウである小公子、ブラック・ペガールなど多岐にわたります。
無農薬を目指したアプローチも行い、国産ワインのコンクールでは常に高い評価を受けています。
また食の安全や健康的な農業のあり方に熱心に取り組み、年間生産量４万本で地域に根ざした「日本のワイン」づくりに励んでいる人のことです。

今日のワインの使用のぶどう品種：シャルドネ


輝きのあるイエロー、青りんご、麦わらの香り、ミネラル、ほのかにロースト香も香ります。
グリーンのグレープフルーツのようなスイーティ、青りんごのような王林、20世紀梨などの果実味を柑橘系の酸味とともに感じます。ベジタブルっぽい青い香り、ミネラルも感じますが、しっかりとしたボディも有り、複雑さもあり、時間の経過で甲州っぽい、まったりしした感じも出てきますが、骨格あり、味わいあり、余韻も長く、個性的で美味しいワインです。

コスパ評価】★あと半分★　コストパフォーマンスは良いです納得できます。

【思い入れ度評価】☆☆　すぐまた購入するかは別として、美味しいワインだと思います。日本独特の味？日本らしい味わいのワインように思います。これが日本のワインの紹介できます。



ヒラメや鯛のお刺身、茹で蟹、抹茶塩で食べる天ぷら、白焼きの穴子、シナモンの効いた焼きリンゴなど。




奥出雲ワイン・シャルドネ　［2007］ 750ml

http://www.okuizumo.com/