テーマ:今日のワイン(6005)
カテゴリ:イタリアのワイン
今日のワインは、イタリアトスカーナのワイン、カザマッタ2009です。 リリースされた頃は2000円を超えていたような・・・・安くなった~!と久しぶりに購入してきました。前のヴィンテージ、08は飲んで良かった印象。09も美味しいでしょうか。 このワイン、カザマッタをつくるのは、2000年に、トスカーナ州フィレンツェの近郊に、ビービー・グラーツ氏がに設立した比較的新しいワイナリーです。 ビービー・クラーツ氏は、古い農家の人に100年前のぶどうの栽培方法を聞き、それを再現、1ヘクタール当たり2万本という密度の高い植え方、50センチおきに、1メートル間隔で植えるというトスカーナの伝統的な栽培方法を知り、収量も減らし畑の管理を徹底して葡萄栽培を行ったのだそうです。 そしてできた、ファーストヴィンテージ、テスタマッタ2000では、初登場でヴェロネリ、ガンベロ・ロッソ、ロバート・パーカー氏やワイナート等から並外れた高い評価を獲得、このテスタマッタの醸造はすべて、現在ボルドーでも話題になっている新樽にブドウを直接入れ醗酵させる方法を採用、新樽内で6時間のマセラシオン醗酵、その後樽熟成16~18ヶ月、瓶内熟成6ヶ月で仕上げるとのこと。小樽を使用するためワイナリー内は樽だらけなのだとか。このテスタマッタは元アンティノーリ醸造担当のアルベルト・アントニーニ氏が醸造に当たっているのだそうです。 今日のワイン、カザマッタは、イタリアでもニューワールドに負けない安くておいしいワインがつくれるはず、というビービー・クラーツ氏の新プロジェクトワイン、2003年に初リリースされたもの。普段、ビールを飲むように気軽に飲めるようにと、なじみのあるサンジョベーゼ100%でつくられ、醸造もテスタマッタと同じアルベルト・アントニーニ氏が担当、大きなステンレスタンクで熟成、注文がきてからその本数分ボトル詰めを行って出荷するそうです。 ビービー・クラーツ氏は、彫刻家の父をもつ芸術家でもあり、テスタマッタのラベルも彼の絵画です。ちなみにカザマッタのラベルはぶどうの木にワインが生っているというもの、彼のお姉さんがデザインしたものなのだそうです。 今日のワインの使用のぶどう品種:サンジョベーゼ100% 鮮やかなルビー色のエッジで、やや濃い目の色調です。ベリー、ブルーベリー、カシスの果実の香、スモーキーさ、スパイスも感じます。。 熟したブラックベリー、ドライのカシスやプルーンを思わせる果実味を感じます。ドライフルーツを感じさせる果実味のわりにサラリとしたきれいな口当たりです。やさしい果実味はどこかミネラル的な感じもあり、優しく滑らか。サラリときれい、軽やかな中に時間の経過で深みも感じ、適度なボリューム感で気取らず飲みやすいワインです。 カチャトーラ、ミラノカツレツ、オーソブッコ 神の雫登場!お洒落なトスカーナはいかが?カザマッタ・ロッソ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011/05/24 09:53:05 PM
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