今度はMDMA?
なんだか物騒ですな。一挙に40,000万錠も密輸って……あの……ドイツの某空港はなにをやっていたのでしょうか?そんなに甘いのか? 税関&荷物検査。ちなみにMDMAは一般的には「エクスタシー」という名前で出回っているクスリで、覚醒剤系です。でもね、覚せい剤を作り出したのは日本人だからね……なんていうか、その……同じところをぐるぐる回っているというか……なんかそんな気がするんですね。1887年、東京帝国大学医学部の長井長義博士が、漢方薬として咳止めに使われていた(今でも使われてるんだけど)「麻黄」から有効成分を単離抽出したのがエフェドリン。←これが世界初なわけです。だから日本がその……なんというか生みの親なんだな、実は。知らない人に言っておくと。でもって、その長井博士が1893年、更に咳止め効果を高める為に、エフェドリンを基に合成したのがメタンフェタミン(メタンフェタミン)という物質。これが軍部で「眠らないで働けるクスリ(ヒロポン)」として活用されて、特攻隊の人なんかは気分を高揚させるために飲まされて(飲んで?)いたわけです。でも、日本が戦争に負けちゃって、軍にヒロポンがた~くさん余ってたから、市場に「払い下げ」ちゃったのです。これで日本全国ヒロポンの渦。ということで数年後に覚せい剤取締法ができるんだけれど、まあ、いったん広まっちゃったものはなかなかね……ってんで、それが今まで続いているわけです。ただし、メタアンフェタミンに覚醒効果があると発見したのは同盟国&枢軸国のドイツ人なので、今回のこの密輸事件は歴史をそのままぐるぐる回っている気がするわけ。というか、呪縛からはなれられないのかな……DMDAに関するYahoo!ニュースの記事http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071212-00000946-san-sociちなみにこっちは横浜市衛生研究所のDMDAに関する報告http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/eiken/health_inf/mdma1.htmリタリン騒動もそうだけれど、シロートは手を出しちゃいけないものってあるんですよ、やっぱり。それが土地とか株も同じでね。これはプロには絶対勝てないようになってるから。市場の仕組みがね。