カテゴリ:宝塚
英国・サザンプトンからニューヨークへと向かう大西洋横断豪華客船での束の間の恋を描く「愛するのは短すぎる」。
偶然であってしまった幼馴染との4日間は、婚約者のいる青年にとって何をもたらしたのか・・・私的には、彼に感情移入することは、できなかったというのが正直である。 彼は、自分の元を去っていく永遠に愛すると誓う幼馴染の後姿を見守るのみ、その愛をかかえて婚約者のもとへ戻っていく・・トップスター・湖月わたるは、包容力溢れる男気が持ち味だと思うのでなんとなく煮え切らないままといった感じが残ったのは残念かも。 それでも、次期トップスターの安蘭けいとの抜群の間での台詞のやりとりは、さすがで楽しめるし、ブランドン・オサリバンの未沙のえるもまた、達者。そして、バーバラの白羽ゆりは、美しい(次回は、雪組で「エリザベート」のタイトルロールが待っている)。 若手の柚希礼音が、めずらしく悪役で、魅力を放っているのがなかなかみせる。 若手娘役では、マリリンモンローのような(ほとんどそっくり) 陽月 華が目だっていた。 演出は、舞台転換がよく場面割が見事。 ショーのネオ・ダンディズムは、スターの場面の安蘭の抜群の歌唱と湖月のダイナミックなダンス、そして、男役勢ぞろいの宝塚伝統の黒燕尾の大階段は圧巻♪ 後は、好みの別れるところかも知れない。ちなみに若手の銀橋渡りはひげは、いかがなものか。 ともかくも、今回、さよなら公演の湖月わたるさん、卒業おめでとう。卒業後は、大学へ進まれる予定とか。人生色々である。 「愛するには短すぎる」原案/小林公平 脚本・演出/正塚晴彦 出演者> フレッド・ウォーバスク(マイケル・ウェイン) 湖月わたる バーバラ・オブライエン(クラウディア・ヘニング) 白羽ゆり ブランドン・オサリバン/ジェラルド・ウォーバスク 未沙のえる エドワード・スノードン 英真なおき ヴィクトリア・スノードン 万里柚美 アンソニー・ランドルフ 安蘭けい マーシャル・ウェンズワース 立樹 遥 フランク・ペンドルトン 柚希礼音 ドリー・マコーミック 陽月 華 ロマンチック・レビュー 「ネオ・ダンディズム!」-男の美学- 作・演出/岡田敬ニ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 4, 2006 09:30:32 PM
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