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テーマ:仕事しごとシゴト(23712)
カテゴリ:気まぐれ業務日誌
なんつータイトル↑!?これが医事屋の業務日誌かいっ!!
と、自ら突っ込みを入れたくなるが、今週、当職場では、こんな話題が満載だったのだ。 今週のとある午後、ちょうどゆったりした時間だった。院長は医療機器メーカーさんと面談中。 事務屋のおいらは、看護師のひとりとレントゲンフィルムを探すため、院長室と診察室の間の廊下のレントゲン保管棚の前に居た。 処置室には物療中の患者さん、でもって、受付には事務屋の後輩が居たが、その後ろの事務室には誰も居なかった。 すると、突然受付から声が聞こえた。ってか叫び声~? 後輩:「きゃー!」 事務屋:「・・・え?」 看護師:「受付から?」 と、なにやらもう一人の声が聞こえた。 声の主:「あの、用があるって電話あったから来たんだけど・・・。」 あれ?ってか、知ってるし、この声の主・・・。 廊下の先には衝立があり、その先の受付と待合は見えないところに居たおいら。その場から急いで受付が見える位置に走ると、 あ、やっぱりね、この声、卸のMSさんだよ。 事務屋:「な~にしてんすか?」 MSさん:「あ、居たんだー。」 明らかに、あ~良かった、助かった、来てくれて、といった顔をしたMSさん。 事務屋:「なんだ?今の声は?ナニしたんだ?」 MSさん:「なんもしてないっ!」 後輩:「あの、突然現れるから・・・。」 事務屋:「あ~?」 MSさん:「ごめんなさい、そこから覘いたんだよね。」 つまり、事務の後輩Tちゃん、受付に一人だったのだが、自分の業務に夢中になって、院内にやってきた卸のMSさんの存在に気付かず、顔をあげると、突然そこ(玄関から受付の窓口までくる途中の廊下)に立っていたので驚いてしまい、声を上げてしまったというわけだ。 しかし、しかしだ、『キャー!』は無いだろ?普通に考えて・・・。 なので、次の日昼休憩中に現れたMSさんを(昼休憩なので他職員は居ない)甚振る事務屋だった。 事務屋:「正直に言ってごらんよ、昨日の事。怒らないからさ。ほんとは何したんだ?」 MSさん:「ほんっとに、なんもしてないって。」 事務屋:「だったら、何であんな声出されたんだ?」 MSさん:「入ってすぐのここ(・・・といって昨日の行動を再現しだした)に立ち止まって、ガラス窓のこのあたりに近づいて、後方の事務室を覘いたんだよ。きむぽんさん居るかなぁって・・・。そしたら、受付の彼女と目があったんだよね。」 事務屋:「そんなことするから~。。。」 MSさん:「だって、受付までくると、先生に見つかるかもしれないし・・・。」 事務屋:「そりゃそうだけどさぁ・・・。でも気をつけなきゃさぁ。もう完全に変質者だよ。女の子にキャーなんて叫ばれちゃ。。。」 MSさん:「ごめんなさい。」 事務屋:「もっともね、ヒトが院内に入ってきたその気配に気付かない後輩も悪いから、そのことは注意しといたけどさ。」 そりゃおいらだってさ、MSさんが入ってきたことも気付かずに、考えごとしてたり、仕事に集中してると、ガラス窓の向こうの目の前にジッと立たれても気付かずで、ガラスをコツンと叩かれることはあるけどさ。 大抵そういう時はその場に一人じゃないから、自分が集中してても誰かが応対してくれる状況ではある・・・。 でもね、やっぱり一人の時は、いろんなところに神経を張り巡らすようにしなくっちゃ。どんなことにも対応できる体勢でいないとさ。 だから、まあどっちもどっちなんだけど・・・。 でもって、後日、その日の午後は社会保険事務局からの電話を待っていた事務屋。 書きたい書類もあったし、受付等の窓口業務は全て任せる、と言って、ずっと後方の事務室のデスクに居た。 と、院長に面会にやって来た某○製薬のMRさん。ちょうどその後にやって来た他社MRさんも交えて院長室で話し込んで、二人揃って帰られる際、受付の後輩になにやら患者さん用のパンフレットを置いていったようだったのだが、それを受け取った後輩は、すぐさま事務室へやって来た。 後輩:「あの、きむぽんさん、○製薬さんから患者さん用のグッズを頂いたんです。先生から許可を貰ったから、受付に置いてくださいって言って・・・。」 事務屋:「ああ、知ってるよ。言われたとおりに置いてあげて!」 実は、前回訪問された際、どうしても診察が終わりそうになく、事務屋の独断で面会をお断りしたのだが、その時すでに、患者さん用のパンフレット等を持参されていたのだ。 だから今回、○製薬さんとは一度も顔を合わせていないのにも係わらず、多分それを持参しているだろうことは推測出来たので、後輩の言葉に書類を書いていた手を止めることもせずに、返事をしたのだった。 が。。。 後輩:「でも、それがあああ。。。」 事務屋:「ナニ?」 顔をあげると、、、 後輩:「これ、○製薬さんが、パンフレットを入れるスタンドを作ってくれたんけすけど、一生懸命格闘してくれたんですけど、うまく作れなくって・・・。」 事務屋:「あ?」 後輩:「だからぁ、変になっちゃって、で・・・。」 事務屋:「で?こんな不出来な代物を渡されたってわけ?こんなの小学生の付録レベルだろー。それすら出来なかったのか?○製薬さんってば・・・。」 後輩:「・・・出来損ないを押し付けられちゃいました・・・。」 見てみると、明らかに失敗作と解かる出来・・・。自社のパンフを入れるパンフ入れ、ほんとに小学生の付録レベルなのに、これが作れなかっただなんて・・・ な、なんちゅー低レベルな・・・。 それでも、呆れた事務屋がなんとか受付に置いておける状態のパンフ入れを完成させたとき、またもや後輩が事務室に走ってきた。 後輩:「きむぽんさん、どうしましょー。○製薬さんが戻ってきちゃいました!」 事務屋:「え?さっき帰ったんじゃなかった?裏の駐車場で話し声聞こえたよ。あれ?なんで?」 後輩:「さあ、知りません。」 事務屋:「忘れ物でもしたんじゃない?応対してやってよ。」 後輩:「はい・・。」 と、受付に出て行った後輩がまたすぐ戻ってきて、、、 後輩:「あのー、きむぽんさん。○製薬さんが呼んでますーーー。」 事務屋:「あー?なんで?」 後輩:「あの、その、そこのガラス窓から、事務室を覗き込もうとして指さしてるんですぅ。どうしましょ?」 事務屋:「んー、だったら、あとで連絡いれるからって、ジェスチャーしといて!」 なんとも態度の悪い事務屋・・・とはいえ、どうしてもこの日のうちに片付けたい書類と格闘中だったわけで、この時の応対は、おいらとしたら致し方なかったのだ。。。 が。。。 代わりに応対させられた後輩としたら、そりゃたまったもんじゃなかったらしく、その後、事務室に来て、ぼやくぼやく・・・。 後輩:「きむぽんさん。」 事務屋:「あー、ナニ?」 書類から目を離さずに相槌だけの事務屋に向かって話し出した後輩、、、 後輩:「あの、○製薬さんって、、、、」 事務屋:「ん?」 後輩:「なんだか、さっき、ストーカーみたいだったんですけどーーー。」 事務屋:「ああ?す、ストーカー?」 後輩:「だって、だって、目力が凄いんですもん。」 事務屋:「め、めぢからあああ?」 後輩:「はい、覗き込む目が、そりゃあもう・・・。あー怖かったああああ。」 後輩よ、お前ってヤツは・・・・。 その後、やっと手の空いた時間に、後輩からストーカー呼ばわりされてしまった○製薬さんに連絡をしてみると、 事務屋:「先程はすいませんでした。応対出来ませんで。で、何か御用でしたか?」 ○製薬さん:「あの、実はぁ、前回きむぽんさんから院長先生に渡すようにお願いされた資料なんですが、その、渡しそびれました!すいませんでした!」 事務屋:「・・・え?用ってそれだけ?」 ・・・そんなこと、そんな大して重要でもないことを言う為に戻ってきて、ストーカー呼ばわりされちゃったんだ、、、なんて気の毒な・・・。 当医療機関に出入りする業者の皆々様、天然キャラの後輩の無礼な応対(「キャー」と叫ぶ)や、無礼な発言(ストーカー呼ばわり)を、どうか許してください。 でもね、後輩のフォローをするわけじゃないけれど、、、確かにここは銭湯じゃないけれど、 『覘き』は犯罪だからね!!(爆) なので、受付までの通路、その窓ガラスに、今までは左側にはホワイトボードが、右側には事務の業務に関する資料が貼ってありました。 本日、それぞれを取り外しました。そう、視界を完全にクリアーにしてみました。 事務屋:「よし、これならもう、覘き行為は無くなるだろう。だって見えるんだもん、ちゃんと。」 というわけで、変質者とストーカーの出現に寄って、若干受付の模様替えがあった、今週の当医療機関でありましたとさ(わら)! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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