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カテゴリ:気まぐれ業務日誌
診療終了30分前にあった電話。
『まだ診療してます?寮のニンゲンが階段から落っこちて、指が完全に曲がっちゃってて。』 あーれれぇ、どういうこっちゃい!? 一応、レントゲンをダウンしないように、看護師には連絡しておいたのだが、と、5分もしないで、それらしい一団が到着。 おっ、一人の若者(♂)は左腕を布で吊って固定している。きっとカレがそうだな。 と、患者は意外と冷静だった。が、連れのお兄ちゃん、もう顔が蒼ざめちゃってるよ。 あーあ、若者はいざとなるとダメだなぁ。。。 患者は急患扱いとしてそのまま受付をスルーさせ、連れのお兄ちゃんに状況を聞くも、 テンパッちゃってて埒が明かない。 仕方なく、冷静な当事者=患者さんとお話を。 とある企業の寮に住むカレ、階段から落ちて負傷したらしい。 もう素人が見ただけでも、手指・・・脱臼骨折しちゃってるの、解っちゃうよね。 とにかく、最初に麻酔、そしてレントゲン、あがってきた画像、、、あうっ、こりゃ凄いねぇ。 バキっといっちゃってるねぇ。 ってことで、そのまま手術突入。 で、終わった後のカルテをみて、、、わーっ、びっくり。 おいらも久々!?ってかもしかして初めて!?の算定だよ、この術・・・。 術点数、わーっ、8920点だって。指の切断術より高いんじゃんっ。 そりゃ、若者のお兄ちゃんの土曜日の財布に、大金が入っているわけもなく・・・、 患者さん:「お会計、来週で良いですか?」 事務屋:「はい、構いませんよ。」 患者さん:「あの、痛いですよね?きっと・・・。」 事務屋:「た、たぶん。麻酔が切れますと・・・、それなりには。」 患者さん:「・・・ですよねぇ。」 若者、きっとたまらん痛みだろうなぁ。。。 なのに、院長ってば、大して効きゃしない鎮痛剤を処方するってのはどうなのさ・・・。 だから、看護師に頼んで、増量可能な量までの頓用服用の許可を院長からもらった。 ・・・・ そんなこんなで、診療は大幅に延びて終了。そして、半ドンの土曜日だったのに、またしても おいらには残業が待っていた。 はぁ、今週は、毎日残業。。。 来週も、当分、こんな状況が続くのか。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年06月03日 22時51分13秒
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