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2008年01月13日
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カテゴリ:レーシック体験記
レーシック術後丸々一ヶ月(実際は31日目)経過。


最初は全然見えなかった手元も、いつの間にか新聞が読めるようになっていた。

術後、常時ゴロゴロ感があった左目、若干忘れられる時が出てきた。

右目は、疲れたり夕方になると、ゴロゴロ感を感じるが、昼間はほどんど治まった。

洗顔する時に瞼に触れるだけで、違和感を感じていたことも、薄れ始めた。

左目の結膜下出血も、もう少しで消えそうだ。

昼間の車の運転も、道路標識をじっと見ないといけないような知らない道でなければ、

もうかなり、なんとかなりそうだ。



問題は、疲れること、目を酷使すること、夜間だな。。。

視力の安定には、数ヶ月要するらしいし(点眼中はそうらしい)、目を水で洗ってはいけないし、

ドライアイで辛いときもあるし、紫外線予防の為に、外出時は結局眼鏡だし、

まだ目をぶつけちゃいけないし、痒くても強くこすっちゃいけないし、

高速は運転出来ないし、夜の運転も怖いし、見えないし、眩しいし、、、、


だけど、自分で望んで決断して、受けた手術だから、当面の不自由も、耐えるべし!!!






さて、1月6日の続きのレーシック体験記(3)を書こうかな。



術前検査に行って、検査後の診察で、ドクターからこう診断をされてしまったおいら。。。


ドクター:
「あなたにお勧めするレーシックはエピレーシックです。」

おいら:
「エピ?それはプロボクサーとか格闘技をやるヒトとかが勧められる手術ですよね?」

ドクター:
「そうです。」

おいら:
「すいません、わたしイントラレーシック手術を受ける気マンマンで受診しましたし、格闘家でもないので、まさかエピレーシックを勧められるとは思いもせず、全く予備知識がありません。」

ドクター:
「そうですよね。今からご説明しますね。」

そういうと、ドクターは資料(眼球の模型とか、手術の手順一覧)を使って説明をしてくれた。 

通常のレーシックとは…  ※詳しいレーシックについては、しかるべきサイトをご覧下さい。 
   
五層になっている角膜の第三層までを削って蓋(フラップという)を作り、そのフラップをめくって、第三層の角膜実質層にエキシマレーザーというレーザーを照射し、角膜を削り屈折率を変えて視力回復させる。そして、めくったフラップは、また元に戻す。

で、フラップを作成する際、マイクロケラトームという機器を使う(レーシック)か、レーザーを使う(イントラレーシック)かで違いがあり、今は合併症の発現率の低さや、安全性・正確性などから、コンピュータ制御のレーザーを使用してフラップを作成するイントラレーシックが主流らしい。


さて、おいらの場合なのだが…

おいらが勧められたエピレーシックは、エキシマレーザーを角膜実質層に照射し、角膜を削り屈折率を変えるという工程は同じなのだが、第三層までを使ってフラップを作るのではなく、第一層の上皮細胞層だけでフラップを作り(第二層は一層と三層の間にある膜で、第一層を削れば実質剥がれ落ちてしまい喪失するのだそうだ)、角膜実質層に傷が残らないという手術だった。
しかも、上皮細胞層は、角膜の中でも新陳代謝により高い再生能力がある為、最終的には、術後上皮細胞層は新しく生まれ変わり、フラップ自体が消失してしまうのだ。

通常のレーシックよりもフラップを薄く作成することによって、適応範囲や矯正度数の限界を安全で確実にした手術で、尚且つ、フラップ自体が消失する為、術後眼球に強い衝撃を受けたとしても、フラップがずれる心配がないというのが、エピレーシックなのだ。

何故、おいらがエピレーシックを勧められたかというと…

ドクター:
「きむぽんさんはね、角膜が平均よりも薄いんです。視力は軽度~中度近視、乱視も軽度なので、通常のレーシックでも削れなくはありません。」

…つまり…

レーザーを照射し、角膜を削った後に残る角膜の厚みには当然だけど決まりがあって、削る量は近視や乱視の度合いによって違ってくる。(強度のヒトほど沢山削らなくてはならないのだそうだ。)

ドクター:
「なんだけどお、検査の結果、きむぽんさんの左眼の角膜は、若干形状が異常なんです。」

な、なんですとーーーー!?

ドクター:
「だから、とりあえずね、もう一回検査させてもらっていいかな。再検査!」


さ、再検査だってよおおおおおっ。

ドクターからの指示で、またしても検査室へ逆戻り。再度数個の検査を受ける羽目になった。
そして、また同じ診察室へ呼ばれたのだが・・・

ドクター:
「再検査の結果なんだけど、やっぱり、若干の異常が見られますね。○○という病気の疑いがあるんです。で、その病気であった場合は、レーシックを受けられないんです。レーシックは禁忌なんです。」

ドクターはそう言って、その疑い病名を告げてくれた。

ドクター:
「だけど、あなたの場合、エピレーシックなら可能です。」

おいら:
「『疑い』なんですか?確定診断ではないんですか?そういう病気疑いのわたしが、エピレーシックなら受けても良いんですか?」

ドクター:
「えっとね、きむぽんさんが、その病気だとはいい難いんです。確定診断は出来ません。だから、言ってしまえば、通常のイントラレーシックも出来ないと言えなくも無いんです。でも、総合的に判断すると、まず角膜が平均よりも薄いこと、若干だけど、形状異常もある。となると、レーシック後の残る角膜の厚みが薄くても良いとされているエピレーシックのほうが、より安全だと判断するのです。」

おいら:
「正直、検査結果からこういう診断をされるとは夢にも思っていなかったので、混乱しています。」

ドクター:
「ですよね、エピレーシックは術後の生活にいろいろな規制もあるし、なにしろ値段も高い。」

おいら:
「でも、先生、わたしレーシックを受けたいんです。だったら、安全性や確実性を考えたら、エピレーシックを選択すべきということですね。」

ドクター:
「そうです。」


・・・・・うーん、どうしよう。。。大幅に予算オーバー。しかも、術後の規制が驚くほどある。

でも・・・・・・

おいら:
「エピレーシックを受けます。」



そう答えて、診察を終えてしまった。のだが、、、

正直、重い足取りで診察室から待合室へ出たおいらだった。

ああっ、どうしよう・・・。ほんとに良いのかなぁ。でも、受けたいんだよなぁ、おいら、レーシック。。。


その後、カウンセラーさんとのカウンセリングがあり、術前・術後・手術当日の注意事項等の説明があり、最終的においらは、手術を決めた。


結果、おいらがクリニックを後にしたのは、メールで予告されたとおり、5時間後だった。


                                       レーシック体験記(4)へ続く。





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Last updated  2008年01月14日 01時01分34秒
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