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カテゴリ:気まぐれ業務日誌
下っ端は、下っ端なりに職場ではとても気をつかいます。
いつもスチャラカなイメージのおいらですが、結構気をつかっています。 とくに、事務所の先輩達に対しては、相当気をつかいます。 今日は、同期さんが受付業務担当だったので、後輩さんと二人向かい合って外来入力業務をして いたのだが、実はこういう日は、ランチタイムが悩みどころなのだ。 同期さんが先にランチに入るので(会計担当者は早番なので必ず先に休憩に入るのが決まり) 一緒に入りたいところだが、やはり先輩を差し置いて先に休憩に入るわけにもいかない。 先輩が『お昼どうします?』と訊いてきてくれたのだが、そりゃ先輩に先に入ってもらうのが筋 というもの。 おいら:「先輩どうぞ、お先に行って下さい。」 そう言って、後輩さんと残ることになった。 ただ、後輩さんと二人でランチなら気もつかわなくて済むのだが、今日は後輩さんが一番苦手と しているもう1人の先輩も、後半にランチに入ることになっていたのだ。 ・・・・後輩さん、一応外面ではうまく演じてるけれど、本音はマジで嫌ってるからなぁぁ。。。 そ、そら、おいらとしたらますます気をつかうっしょ!!! そんな三人の後半のランチタイム。 食堂に行くと、すでに後輩さんと先輩と、検査技師さんと三人で同じテーブルで食事をしていた。 遅れて席について食べ始めた。 食堂には別のテーブルで院長が1人で食事をしていたが、もう終わるところだった。 と、院長と入れ違いで副院長が食堂にやって来て、今まで院長が座っていた席で食べ始めた。 ・・・・食堂、会話がない。。。。。。 もともと検査技師さんも先輩も、自分から話題を振って喋るタイプじゃないんだよね。 そして、後輩さんは、もっと喋らないし。。。。 当然、おいらの独り舞台だよ!! 食べながら気をつかって話題を提供するおいらって・・・・。。。 と、副院長が食べ終わったと思ったら、今度は常勤医のセクスィー先生がやって来て、副院長 と同じテーブルだけど、おいらの席から一番近い場所に座って食べ始めた。 程なくして、検査技師さんがランチを終えた。 後輩さんと先輩と三人のテーブル。。。。 もう、話題をポンポン繰り出すおいらの、大変なことといったら。。。。 が、やはり後輩さんは、まだ休憩時間があるけれど、きりが良いところでいつものように席を立ち 行ってしまった。(後輩さんはいつも休憩時間の後半を自分の車に行って休憩しているのだ。) ・・・さて、後輩さんと先輩と二人に気をつかって三人で和やかに会話をしようという気は つかわなくても良くなったが、今度は先輩と二人っす。 それはそれで、やっぱり気をつかうおいら。。。 おいらだって、この先輩、そんなに得意じゃないんだもん。。。。 一生懸命、面白おかしい話をしたさ、しましたさ。 少しすると、セクスィー先生がランチを食べ終わったようだった。 先生に背を向けるかたちで座っていた先輩、先輩と向かい合わせで座るおいらは当然だけど、 セクシィー先生の行動は丸見え。 と、立ち上がって食器を片付けようとした先生がこちらをチラッと見たと思ったらニヤっと笑った。 あれ?何で笑ってんの?はて? 勘違い!? が、勘違いじゃなかった!! 食器を片付けて出入り口に向かいながら、またしてもこちらに視線を送ったセクスィー先生が くすくすと笑うのが解った。 おいら:「先生、何か?どうして笑ってんです?」 セクスィー先生:「ん?い、いや、別に。」 おいら:「笑いましたよね、今!絶対!なんか変でした?」 セクスィー先生:「なんていうか、その・・・。」 おいら:「?」 セクスィー先生:「元気だなぁと思って(笑)。」 おいら:「はい?」 セクスィー先生:「声でかくて、元気だなぁ。」 そう言うと、ニヤニヤと笑いながら食堂から出て行ってしまった。 ・・・・ おいら:「あのー先輩、今のはつまり。。。」 先輩:「そ、笑われたのよ、アンタ!」 やっぱそうか。。。笑ってたのは、おいらのことを笑ったわけですか。。。。 ってか、おいらの声、隣のテーブルにまで響いてたってわけすか。。。 つまり、会話、全部聞いてたわけですか。。。 それで、可笑しかったわけですか。。。。 ふーん。。。。 ちょっと凹む。 休憩を終え、事務所に戻ると、席に着くなり後輩さんに聞いてみた。 おいら:「あのさぁ、おいらってそんなに声でかいかなぁ。」 後輩さん:「ああ、大きいっすよね。」 おいら:「そ、そだった?」 後輩さん:「いっつも元気ですもんね。感心しますもん!マジで!」 ・・・とても、感心しているような口ぶりじゃないよ、後輩さん。。。。 解ってないなぁ、みんな。 無理して演じてるんじゃんか!もう!!! おいらなりに気をつかってんだってば!!! ・・・言ってて空しい。。。。 ふんだ、いいもんねーだ!! ちょっと凹んだ午後は、病棟訪問。 おいら、今月病棟訪問できるのは今日が最後になるからね。一気に全病棟の訪問しないと!! ってことで、5病棟から順に病棟で仕事して、最後に2病棟へやって来た。 2病棟は老人病棟。実は今週、感染症が出たらしく、病棟の看護師さんたちは職員更衣室に 出入り禁止になっていた。 噂では聞いていたけど、おいらなんて元気いっぱいだもの、抵抗力の落ちた老人とは違うから、 感染なんて気にしないぜ! やけに病棟の看護師さん達が大勢居る時間帯に行ってしまったが、もう今日中にカルテチェック しないといけないので、ナースステーションで椅子を一つ借りて真剣に仕事していた。 と、セクスィー先生が病棟にやって来た。 電子カルテの隣の席でカルテをチェックしていたおいら、運良く(悪く)先生が隣に来たよ。 そりゃ、こそっと隣で言うっきゃないだろ!! おいら:「センセ、あのー。」 セクスィー先生:「ん?」 おいら:「おいら、そんなに食堂で声大きかったっすかねぇ?」 セクスィー先生:「うん。」 おいら:「解ってないなぁ、先生は。下っ端事務員はですね、気をつかうわけっすよ。事務所の 先輩達には、それなりに。」 セクスィー先生:「・・・。」 おいら:「気つかって、話盛り上げて、持ち上げてるんですよ。おいらなりに。解ります!?」 セククィー先生:「へーほー。」 おいら:「そりゃ声も張るってんですよ。大きい声になっちゃうんですよ。」 セクスィー先生:「でも、いつもでかいじゃん。」 おいら:「え゛?」 セクスィー先生:「いつもかなり声でかいし、元気じゃん。(笑)」 元気はおいらの取り得なのーーーっ!! ダメだ。。。。。。セクスィー先生に理解してもらおうと思ったおいらが馬鹿だった。 そもそも、解るわきゃないんだい!下っ端事務員の気遣いがドクターになんてさ!!! もう良いや、仕事しよっと! そして、またカルテのチェックをしていたところ、隣でなにやらセクスィー先生があっちこっちと 電話をしている。 ナニナニ?え?外来にかかりたい?誰が?ボクが?は??? 副院長に外用薬処方して欲しいって?え?カルテ出しておいてって?何で??? おいら:「先生、どっか悪いんですか?」 セクスィー先生:「ああ、うつった。痒くて。。。」 おいら:「なにがっすか?」 セクスィー先生:「ダニ。」 ダニーーーー!? 病棟の感染って・・・、感染って、ダニだったのーーーーー!? おいら&看護師さんたち:「先生、うちらの半径2メートル以内には近づかないで下さい。」 隣に座っていた椅子ごとさささーっと先生から遠ざかり、病棟の皆でえんがちょ扱いしてやった。 セクスィー先生:「それが医療関係者の行動かー!」 わっはっはっ!知るかそんなの!おいらのことを笑った報いじゃい! でも、おいらも病棟から戻って、病棟での話をしたら、事務所で同じ扱いを受けてしもうた。 どうしよう、ダニ・・・うつってたら。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年09月27日 07時35分49秒
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