きむブログ

受付会計担当になると通常業務が出来ない。つまり先週土曜日に突然退院になった患者さんの

退院処理は、当然ながらほぼ出来ない。

先週末、当初からの退院予定だった患者さんは、迎えに来た家族と病棟看護師さんと一緒に病棟

から正面玄関まで降りてきたので受付で見送ったのだが、もう一人は外来裏の救急搬入口からの

他科受診→そのまま退院＝転医だった。

その日の午後に、家族が来院。受付のサブを担当していたおいらと先輩が対応し、

おいら：「退院処理（会計）ですが、来週の火曜はこちらの都合で処理が出来ない（おいらが

会計担当の為、通常業務が出来ないのだな）ものですから、金額が確定するのは、水曜か木曜に

なるかと思いますのでご了承ください。」

そうお願いしたところ、家族がこう答えられた。

家族：「多分もう、戻ってはこられないと思いますので。来週末あたりに病棟にも挨拶がてら

伺います。」


このときはまだ、どうして転医になったのか知らなかったおいら。

まあ、転医するってことが、合併症にて専門医の診察が必要になったからだとは解ることだが、

どういう緊急性の病状だったのかということは、紹介状もサマリーもカルテすら見てない状況で

まったく解っていなかったから、家族のこの言葉に正直驚いたものだった。



今日の受付会計は、入院料が出た後でそれなりに高額なお金を扱ってはいたのだが、外来の患者

さんの混雑は然程なく、だから先週突然転医になった患者さんのカルテを見る余裕もあったので

受付でカルテを開いてみた。


・・・はあー、吐血したのかぁ。。。。

金曜の早朝あたりから症状があったようで、一日は様子見だったようだが、土曜の深夜～早朝

の医師のカルテ記載・看護日誌等から、当直医の診断は、上部消化管出血とのことだった。


・・・・もう、戻ってこられないってことは、つまり、、、、。




と、通常業務をしていた同期さんから伝言がまわってきた。

同期さん：「きむぽんちゃん、副院長が『先週退院した○○さんの外来カルテと入院カルテを

診察室まで届けて』って。」

おいら：「え？」

同期さん：「転医した病院のドクターからの電話を今繋いだんだ。」

おいら：「そっか。解った。」

照会の電話なのだろうと思って急いでカルテを届けたのだが、その後外来看護師さんから報告有。

外来看護師さん：「明日、戻ってくるんだってー。」

おいら：「へ？誰がっすか？」

外来看護師さん：「例の患者さん。」

おいら：「うっそ！マジっすか？」



・・・戻ってこれないくらいの重症だったんじゃないのー！？


回復したんなら良いけどさぁ。


それにしたって、三次救急の総合病院、そんなに早く患者さんを退院させなくってもよくないかい？

もうちょっと患者さんを入院させてくれててもよくないかい！？

戻ってきてまだ戻るとかって、なしにしてよー。。。






ってか、退院処理してないのに、戻ってきちゃうなんて。。。。

明日朝一で退院処理しなくっちゃーーーー！！