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September 17, 2007
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カテゴリ:日記
旅先では、思っていもいないような経験をするものです。

ウイーンのオペラ座では
一般の方は、入れない楽屋へ入れてもらいました。

何も、知り合いがいて案内されたのでもなく
ビップ待遇で、案内されたのでもありません。

知らない間に、楽屋に入り込んでいたのです。


立派な装飾の入り口があったので
何の迷いも無く、オペラ座の入り口だと思い入り込みました。

何の迷いも無く入る私を
守衛の方は、関係者と思ったのでしょう
呼び止められることも無く
スイスイ中へ入っていきました。

誰も何にも言わないし
私を気にする様子もありません。

でも、何だか変です。
大きな道具がいっぱい置いてある風景をみて
やっと、そこが楽屋だと分かりました。

慌てて、外へ出て
グルリと建物の周りを周って
やっと本当の正面玄関らしきところを見つけて入りました。


多分、守衛の方の目を盗んで楽屋へ入り込もうとしていたら
その気配を読み取られて
きっと、誰かに呼び止められたでしょう。

でも、何の迷いも無く入っていく私を
関係者だと思って、誰も気に留めなかったのでしょう。


ある状況の空気に溶け込むコツは
その空気にあわすことではなくて、
いつもの自分の平常心でいる事かもしれません。

その平常心が、
何かをしようという画策した心になった時
その中から、ひとり浮いた存在になるのでしょうね。


今度、オペラ座の楽屋へ入り込もうとしたら
きっと、守衛の方に止められるでしょう。


あ~、あの楽屋の中をもっと見ておくんだった…
残念!







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最終更新日  September 20, 2007 12:22:24 PM
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