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カテゴリ:市場動向
米国の2016年第1四半期の太陽光発電の新規導入量は、1,665MWと2015年第1四半期に比べて24%増加し、米国で第4四半期を除く四半期で史上最大の導入量を記録した。GTMリサーチと太陽エネルギー産業協会(SEIA)がまとめた米国の太陽光発電市場インサイトレポートによると、2016年第1四半期に米国の太陽光発電の累積運転容量は27.5GWに達し、太陽光発電は米国で第1四半期に運転を開始した全ての発電能力の64%を占めた。
2016年第1四半期の住宅用の太陽光発電は、季節要因で2015年第4四半期の1%の増加にとどまったが前年同期に比べて34%増加し、4四半期連続で半GWの水準を維持した。非住宅用は前期比6%減少したが前年同期比36%増加し、導入量は2015年第1四半期に比べて300MW以上増加した。 ユーティリティの太陽光発電市場は、2016年第1四半期に新規導入設備容量の43%を占め、引き続き米国の太陽電池市場成長を牽引しており、12四半期連続で少なくとも500MWが導入され、ユーティリティ規模位の太陽光発電プロジェクトのパイプラインは合計21.4GWに達する。 GTMリサーチは、2016年の太陽光発電設備の新規導入量は、14.5GWと2015年の7,260MWに比べて94%の増加を予測している。ユーティリティ規模プロジェクトが市場を牽引し、年間を通じた新規導入量の3/4を占めるとみられている。 今後、米国の太陽光発電市場は、連邦政府のITC(Investment Tax Credit:投資税額控除)の延長により、2016年だけでなく今後10年にわたって年間の米国の市場規模を2GW規模に支える効果がある。ITCの延長で2021年の米国市場は新規導入量が20GWに達すると見込まれている。 市場動向の関連記事 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.06.10 19:01:25
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