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カテゴリ:市場動向
中国国家エネルギー局が明らかにした「2016年太陽光発電建設実施計画通達」によると、2016年の太陽光発電導入目標は18.1GWで、このうち標準的太陽光発電システムが12.6GW、「フロントランナー」プロジェクトが5.5GWとなる。この導入目標は、2015年目標の17.8GWに比べて僅かな増加にとどまるが、貧困扶助政策としての太陽光発電システム導入を加えると、全体では20GW程度に達するとの予測もある。
![]() 2016年導入目標のうち、高効率太陽電池モジュールの「フロントランナー」プロジェクトは5.5GWで全体の約3割を占め、単一プロジェクトで100MW以上の規模となる「フロントランナー」プロジェクトは、入札募集方式をとらねばならないなどの競争条件が与えられている。 2015年の「フロントランナー」プロジェクトは、単結晶シリコン太陽電池モジュールの変換効率が17%以上、多結晶シリコンモジュールが16.5%以上で、モジュール出力は270W以上が求められた。2015年の同プロジェクトの落札結果は、 JAソーラー(晶澳太陽能)、トリナソーラー(天合光能)、 ジンコ・ソーラー(晶科能源)など技術力、経営規模を備えた大手モジュールメーカーの実績が大きく、これらメーカーは同プロジェクト向け需要のため、オフシーズンにも高効率モジュールの安定した供給を維持している。 市場動向の関連記事 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.06.21 10:36:50
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