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2017/12/13(水)17:08

日本アジア投資、北海道紋別市で15.7MWのメガソーラー建設開始

その他日本企業(2935)

 日本アジア投資は、北海道紋別市でスマートソーラー(SMS)と共同で投資を予定している、最大出力(太陽電池パネル設置容量ベース)約15.7MWのメガソーラー「紋別市弘道太陽光発電所」の建設を開始した。総事業費約66億円で、このうち一部を北海道銀行によるプロジェクトファイナンスにより調達する。  紋別市弘道太陽光発電所は、年間予想発電電力量約1,650万kWhと一般家庭約5,000世帯分の年間消費電力量に相当する規模で、発電した電力は北海道電力に買取価格 (FIT 価格)40円/kWh(消費税等含まず)で売電する。  同発電所の最大の特徴は、太陽光発電の急峻な出力変動を緩和し安定的に電力を供給するため、8.3MWhの次世代高容量リチウム蓄電池を用いて、SMSがパワーコンディショナーメーカーと共同開発した制御システムを導入している。  また、建設用地は一部が平坦でなく、オホーツク海にも近いため海からの風雪や塩害を防ぐ必要がある。これに対し同発電所では、SMSが独自に開発した架台などどを用いて様々な工夫を施している。SMSの三次元架台は、パネルの設置角度を東西方向に最大20度まで調節可能なため、平坦でない土地にもパネルの設置が可能。  加えて、積雪による荷重や振動に対する耐性を兼ね備えた設計。設置方法も工夫し、パネル表面への積雪や除雪作業を回避するために、パネルを高い位置に急な傾斜角度で設置している。塩害対策としては、機器の排気口フィルタやコンテナの外部塗装を厚くするほか、パネルの背面カバーに透湿性が低く強度の高い素材を使用し、防塵防水性の高い部品で端子箱や接続コネクタをカバーしている。 ​その他日本企業の関連記事​

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