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テーマ:ニュース(100367)
カテゴリ:その他中国企業
中国の太陽光発電製品メーカーである江蘇セラフィムソーラーシステム有限公司(Jiangsu Seraphim Solar System Co., Ltd./江蘇賽拉弗光伏系統有限公司)は、新しい166mmハーフカットセル・モジュールを4月22日に発表した。これは166mmサイズのシリコンウエハにマルチバスバー(MBB)とハーフカットセル技術を一体化した、新世代の太陽光発電モジュールを定義付けるもの。 新しい166mmハーフカットセル・モジュールは、効率性と信頼性の両面で最高の性能を備え、変換率は20%で最大出力445W。ハーフカットセル・モジュールは不適合、内部での電力喪失、ひび割れ、ホットスポットを低減しつつ、MBB技術がセル性能を強化し、全体の変換効率性が5%以上向上している。 この両面受光シリーズは後方の反射光と散光からエネルギー変換しながら、前方の入射光と散光からエネルギーを変換することができる。そのため、これらのモジュールはより大きな発電量、そして極めて優れた低日射量時の性能を発揮する。セラフィムはモジュールの両面受光率を最大で70 +/- 5%に向上することができた。その結果、理論上の最高電力は579Wで、プロジェクトのLCOE(均等化発電原価)を大幅に低減する。 異なった地面状況で、両面受光型166mmハーフカットセル・モジュールはシングルアレイ・モジュール(アスファルト地面で発電が2~7%向上、芝生地面では5~10%向上、アルミホイル上では10~30%向上)に比べ、発電量を10~30%増加させることができる。 効率性が大きく向上したことで、新型166mmハーフカットセル・モジュールは大規模な産業、商業、そして地上発電所でLCOE、システムバランス(BOS)経費、エンジニアリング・調達・建設事業者(EPC)経費、土地代を大幅に削減する。 この新型166mmハーフカットセル・モジュールは従来のモジュールと比較して、1MW以上のプロジェクトで少なくともワット当たり5%のコストを節約することから、電力市場で強力な競争力を持つと予想されている。
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Last updated
2020.05.02 09:23:57
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