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テーマ:ニュース(99533)
カテゴリ:その他中国企業
再生可能エネルギーの世界的なインバーターソリューションサプライヤであるSungrow(陽光電源股份有限公司)は、北海道で同社が電力供給する21MWhユーティリティースケールの太陽光発電プラス蓄電プロジェクトを、2020年12月に商用運転を開始した。太陽光エネルギーからの利益を最大化し、FIT(固定価格買い取り制度)インセンティブの下で、日本経済における脱炭素化を進めるための継続的な取り組みを実証した。 同プロジェクトは、北海道の約85万㎡の用地を利用して、Sungrowが太陽光発電(PV)インバーターおよびエネルギー貯蔵システム(ESS)の両方を発電所に供給した。ターンキーのエネルギー貯蔵システムはDC/DCコンバーター、NCMバッテリー、BCPを統合する。 同システムはDCカップリングの採用により、変換ロスを削減し効率を向上させる。バッテリーは生成された電力の供給体制を整え、より効果的にグリッドへの統合を可能にする。コンテナ化されたソリューションは輸送、設置およびO&M(運転管理・保守点検)が容易であり、且つ高強度設計により耐久性および耐候性に優れている点は、気温がマイナス35℃を下回る日が珍しくない北海道ではとくに重要。PVインバーターおよびエネルギー貯蔵システムの両方をSungrowが提供することにより、管理が容易な設備コンプライアンスとO&Mが保証される。 日本の太陽光発電市場は、FITレートが高い一方、エネルギーのグリッドへの販売能力は限定的。プロジェクトは6 MWdcのPV容量を有するものの、グリッドへのAC接続はわずか845kWacでめ、エネルギー貯蔵は電力が1日24時間グリッドに供給するための理想的な解決策となる。年間705万kWhを生成し、1kWh当たり21円のFIT資格が認められ、1958世帯に電力を供給し、年間3,577トンのCO2を相殺する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.02.09 09:20:04
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