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2021/11/24(水)09:01

カナディアンソーラー、1~9月出荷10.7GWと28.7%増

カナディアンソーラー(阿特斯陽光)(307)

 カナディアンソーラー(阿特斯陽光)は、2021年第3四半期の太陽電池モジュール総出荷量が当初見通しの3.8~4.0GWに沿って、自社のユーティリティ規模の太陽光発電プロジェクトに出荷された173MWを含む3.87GWで、前期の3.66GWに比べて5.7%増加し、前年同期の3.17GWに比べて22.1%増加した。これにより、2021年1~9月期のモジュール出荷量は10.76GWで、前年同期の8.29GWに比べて28.7%増加した。  また、同社は2021年第4四半期に、自社プロジェクトへの約250MWの出荷を含め、モジュール総出荷量が3.7~3.9GWになると予想。2022年通年では、モジュール総出荷量は20~22GWで、バッテリー・ストレージの出荷量は1.4~1.5GWhで、プロジェクト総売上高は2.4~2.9GWを見込んでいる。  2021年通年では、CSIソーラーで会計処理されるバッテリーストレージ出荷は、840~860MWhになると予想される。グローバルエネルギープロジェクトの売上高は、2021年第4四半期または2022年第1四半期に認識される可能性のある特定のプロジェクトの売上高のタイミングを反映し、1.5~2.1GWになると予想される。  同社は、拡大する出荷に対応し、自社の生産能力はシリコン・インゴットで第3四半期末の年産5.1GWから2021年末に5.4GWに拡大した後、2022年末には10.1GWにほぼ倍増する。また、シリコン・ウエハは第3四半期末の 9.5GWから2021年末に11.5GWに拡大する。  さらに、太陽電池セルは第3四半期末の13.3GWから2021年末に13.9GWに拡大する。また、モジュールは第3四半期末の22.1GWから2021年末に23.9GWに拡大した後、2022年末には32.0に拡大する。  同社の2021年第3四半期業績は、売上高が12億2,900万ドルで前年同期比34%増加、前期比14%減少した。前期比減少は、主に建設前プロジェクトの販売、または進行の通知で販売されたプロジェクト(NTP)からの売上減少を反映している。これは、モジュールの平均販売価格(ASP)の上昇により部分的に相殺された。前年同期比増加は、モジュール出荷とASPの増加により推進された。  第3四半期粗利益は2億2,900万ドルで、前期比24%増加、前年同期比28%増加した。第3四半期粗利益率は18.6%で、プロジェクト販売による利益率の向上、モジュールASPの向上、製造効率の向上、および米国のアンチダンピング(AD)の恩恵により、14~16%の見通しを上回った。  同社は、第4四半期売上高は15億~16億ドルを予想しており、粗利益率は14~16%と見込んでいる。さらに、2022年通年売上高は65億~70億ドルを予想している。 ​カナディアンソーラー(阿特斯陽光)の関連記事​

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