かみぽこぽこ。

さて、ここまでいろいろ
書いてきたけれど（笑）
長すぎてみなさんも
わけがわからなくなって
きたと思う。

私も何を書いたか
わけがわからなくなってきた。。。（苦笑）

ということで、
ちょっとこの辺で中締めということで
まとめてみたいと思う。

まずは、総裁選に立候補があると思われる
人たちの基礎票を一覧にしてみよう。

安倍普三（または福田康夫）　　８９（森派８７＋中川秀・細田）
額賀福志郎　　　　　　　　　　７２（＋二階グループ１４ならば８６）
谷垣禎一　　　　　　　　　　　１５（＋丹羽・古賀派４８ならば６３）
麻生太郎　　　　　　　　　　　１０（＋丹羽・古賀派４８ならば５８）
山崎拓　　　　　　　　　　　　３７
中川昭一　　　　　　　　　　　３３
高村正彦　　　　　　　　　　　１５
河野太郎　　　　　　　　　　　　１

無派閥　　　　　　　　　　　　７４
（派閥の人数は流動的だけど、一応5月31日現在で
こちらのサイトを参考にしました。）

ということになるね。（笑）

まあ、総裁選のやり方が
まだ決まってないからね、
国会議員による投票で、
1位が過半数に達しなかったら
2位との間で決選投票という
オーソドックスなやり方にだと
仮定して「頭の体操」を
続けるしかないのだけれどね。

こう一覧に並べてみてね、
なによりもまず目に付くのは
額賀さんがもし出馬したら
意外なほど強力だということだよね。

額賀さんは、
どこの派閥とも協力せず
ガチンコで総裁選に挑んで、
第一回投票で悠々と
2位になることができるし、
3位以下との政策や役職の
交渉がうまくいけば、
決選投票で勝てる。

仮に決選投票で勝てなくても、
決選投票に進めるだけで
次期総裁候補の確固たる地位を築ける。
その時は別に、
反主流派となっても、
強力な影響力を党内に残せるから
気にすることはないだろう。

ただ、額賀さんの今のホンネとしても
9月の総裁選で勝ちたいとは思ってないだろう。

総理総裁をやるには、
まだ準備不足だからだ。
繰り返すけど、
額賀さんはスキャンダルから
ようやく立ち直って
1年間粛々と防衛庁長官をやったと
いう段階だからだ。

また、日本的な年功序列の考え方もあるだろう。
一覧にすると一目して弱小なんだけど
やっぱり順番的に麻生さん、谷垣さんかなあ、
とか。。。（苦笑）

だから、ガチンコを挑ます、
自身が持つ７２票を有効に使って、
9月の総裁選に出馬せず、
その代わり、新しい総理総裁から
外相、総務相などの
副総理格とイメージされる
主要閣僚の座を得ることで、
次期総裁候補へのステップを
歩むことができる。

その際も、その交渉力はかなり強力だ。
清和会にその８６票を売れば、
一挙にワンサイドゲームを演出できる。

旧宏池会側につけば、そちら側の
大逆転勝利を演出することも
十分に可能だし、
何より津島派には
青木幹雄さんという策士が健在で、
古賀さんとの関係は
今更言うまでもない。

その関係をちらつかせるだけで
清和会側、あるいはそちらに付こうと
考えている派閥に対して
強烈な牽制になる。

つまり、9月の総裁選、
ポスト小泉でははずなのだけど、
なぜか最大の台風の目は

額賀福志郎

である。（苦笑）

いやあ、永田町的だねえ、
現在世論調査の支持率０％なのに。（爆笑）

そして、問題の旧宏池会系の
麻生さん、谷垣さん、
そしてその裏の古賀さん。

この3人、特に古賀さんは
頭が痛いんではないだろうか。（苦笑）

額賀さんがこうも強力だと、
麻生さんと谷垣さんは
どちらかに一本化しなければ、
第一回投票で
2位にどちらかが入るのは
極めて難しい状況だ。

例えば谷垣さんを2位にするには、
谷垣１５＋麻生１０＋丹羽・古賀４８に
高村さんに話をつけたとして＋１５で
やっと８８である。

これでも額賀さんを2票上回るだけ。。。（苦笑）

投票に際してどう動くか
全く読めない小泉チルドレン頼みと
いうわけにもいかないし。。。

だから、麻生・谷垣2人同時出馬では
全く勝負にならないので
古賀さんは一本化を考えなきゃならない。

ところがこれは全く不可能な状況にある。

まず、11月の閣僚人事で
麻生さん外相就任、谷垣さん財務相留任で
国民注視の中で
ポスト小泉レースがスタートしており、
2人とも今更後には引けない
状況になってしまっている。

この2人を裏で一本化しようとすると
これまた清和会の一本化と同じで
「古い自民党」と言われてしまうからできない。

そもそも旧宏池会が一緒に動こうとすると、
それ自体が「古い自民党」と言われてしまう。

よって、古賀さんは動きようがないのである。（苦笑）

もうお気づきですね。
この流れを誰が作ったか。（大爆笑）

そう、小泉純一郎首相が
昨年11月の内閣改造で作った
流れに他ならない。

麻生外相も谷垣財務相も、
額賀防衛庁長官も、
小泉首相が任命したわけだからね。
その結果、現在このような
ちょっと不思議な
政治力学が働くようになっていて、
古賀さんは身動き不能な状況に
なっているのです。（苦笑）

要するに、私が指摘した
「ポスト小泉とは実は
小泉ＶＳ森ＶＳ古賀」

の「小泉ＶＳ古賀」の部分も、
小泉首相の完勝なのである。

そして、麻生さん、谷垣さんは
第一回投票で2位になるには
いかに額賀さんを

「君は次の次の総理総裁だから」

と、日本的義理人情の
年功序列に訴えて口説いて（苦笑）
総裁選から降りてもらうと同時に
票を貸してもらうということが
できるかということになる。

繰り返すけど、
いかに額賀さんが
ため息がでるほど
強力なネゴシエーション・パワーを
持っているかがわかるでしょ？（笑）

こうなると、後はわかりますよね。
山拓さん、高村さんは
総裁選の直前まで出馬を匂わせながら

「どーしよっかなあ♪
やっめよっかなあ♪」

と、歌いながら（苦笑）
麻生さん谷垣さんと
駆け引きを続ければ
それだけ自身の影響力は増すわけだ。

そして、中川昭さんだけど、
彼は一切周囲と交渉せず
ガチンコで出馬するかもね。

彼らしい硬派ぶりを
発揮するということだが（苦笑）
これはやっぱり次回以降を考えると
額賀さんが急速に台頭してくるのは
意識せざるを得なくなるので、
第一回投票にはなんとか出たいと
考えるだろうね。

あ、河野太郎さん？（爆笑）

いや、まじめな話いいと思うよ。
私は高く評価してます。

若いうちにこういう勇気を持った
行動をするのは政治家として
いいことだと思う。

「アホやなあ、あいつ。。。」

と言われるような
ダイナミックな行動力が
若いうちからあるのはいい。
なんてったって

「政治家というのは、
アホなことを決めて
世の中を丸く治めるのが真髄」

政治家はお利口さんである必要はない。
どんどんやったらいいと思う。

まあ、こういうのは河野さんが
世襲議員だからできることだという
厳しい批判があるけれども、
逆に言えば
世襲議員しかできないことは
世襲議員にはどんどん体を張って
やってもらわないと困るという
言い方もできるわけだ。

こっちは税金払ってんだから
たくさん働いてもらわないとね。（苦笑）

河野太郎さん
がんばってください。（笑）

まあ、総裁選の結果というのは
正直、私にはわかりません。（苦笑）

今日言いたかったことは、

「あまりにも考えなきゃならん
要素が多すぎて、
さっぱりわかりましぇん。。。」

ということかもしれません。（失笑）
まるで、

「広瀬隆の赤い盾」

のような、
ゴチャゴチャしてるだけで
内容は何がなんだかわからない
エントリーになりましたが、
ほんとに何がなんだかわからないんだと
いうことを感じていただければ
幸いに存じます。（苦笑）