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2006年07月09日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、「英国留学回想録」です。
「エッセイに命を懸ける」第5回。

「日本的な物への想い」


秋学期も苦心惨憺しながら、
なんとかかんとか逃げ出すこともなく終って、(苦笑)
日本に帰国した。

まあ、12月の帰国というのは、
留学を始める前から決めていたことは
前回書いた通り。

まあ、帰国したからといって、
あんまり楽しむということはなかった。

エッセイに関係する本を収集に
図書館や本屋に行った以外は、
ほとんど実家の部屋にいた。

元々ながら族である私は、
テレビを観ながら部屋で本を読み、
エッセイを少しずつ書こうとしていた。

7月以来5ヶ月ぶりに観る日本のTV。
おバカなバラエティ番組や歌番組だったが、
なんだか癒された。

日本語が流れているだけでよかった。。。

ぼーっとしていたわけではなく、
朝から晩までずーっと本を読んでいたのだが、
日本語が流れていることが、
淡々とただ本を読み続ける苦しさを
和らげてくれた。

たまに外出してみた時、
ふと目に入ったCDショップに
ぶらっと入ってしまった。

CDを見ていて、
何枚か目に留まった。

八代亜紀、香西かおり、フランク永井、坂本九、
松田聖子。。。

なんか演歌とか懐メロとかばかりに目がいった。
私は別に松山千春ばかり聴いているわけではなく、
会社員時代、演歌からJ-POPまで約500曲歌える
カラオケ・キングとして鳴らしたのだけれど、
演歌や懐メロのCDを買おうと思ったことはなかった。

会社員時代(1990年代)ならば、
カラオケの新曲を覚えるために、
GLAYとか藤井フミヤとかを
買ってたように思う。

ところが、演歌とか懐メロを
何枚も買っちゃったんだよね。
なんかそういう「日本的」な曲を買って、
英国に持って帰りたくなったのだ。

今、別に日本にいても
そういうものを買おうとしたりしないですよ。
あの時はそういう時期だったのだろうね。

最初に日本を出る頃には、
日本的な物って意識的に遠ざけたりするけど、
いざ外国で暮らしてみると、
日本的なものに対する想いが強くなったりしてね。

「やっぱり日本がいい」

なんてね。あの時はそういう時期だったのだろうな。
それから何年も経つと、
今は日本と外国の間を
結構バランスよく公平に見れるように
なっていると思うのだけど。

なんか「エッセイに命を懸ける」と言いながら、
ボケたような話になってしまったけれど、
年末年始はエンジンが掛かってなかった。

本当にエッセイ書きにエンジンが掛かってきたのは、
年明けて学校に戻ってからだった。
まあ、この冬休みも重要だったと思っている。
1年間の修士課程の留学は
ほんとに長く感じられた。
この実家の部屋で何もしない息抜きができたことは
後から考えるとありがたかったと思う。

そうそう、そう言えばこの時に
親に聞かれたな。

「修士だけじゃなくて、博士課程に進んだらどうだ?
修士だけじゃ中途半端じゃろ。」

何を言ってるんだ、この人たちは。
人がどれほど苦しんでいるかわかってないから
好きなことを言いやがって。

もう1年の修士で勉強はじゅうぶん。
ちゃんとコースについてもいけてないのに、
それ以上勉強を続けるなんて、
そんな気力も体力も能力もないよ。

その時はそう思った。
心からそう思った。

ところが。。。

まさか、自分が博士課程に進むとは、
全く一点の曇りもなく考えていなかったのに。。。

わかんないもんだ。





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最終更新日  2006年08月08日 19時52分58秒



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