映画の話 サンダーボルツ*(映画館)
MCU(マーベルシネマティックユニバース)シリーズ作品です。シリーズの各作品で悪役として登場したキャラクターたちが、今度は世界を救うべくチームを組んで闘う。姉を失い虚しさを感じながら日々を過ごしながら、CIA長官ヴァレンティーナからの指令を淡々とこなしていた、エレーナ。ある日、指令によりある施設に向かうと、そこにはヴァレンティーナお抱えの刺客、ジョン・ウォーカーや、ゴースト、タスクマスターも集まっていた。お互いを暗殺するように指令を受けていた刺客たちが戦いをはじめるなか、記憶を失ったボブという青年に出会う。何故か彼ら全員を標的にした軍隊も現れ、全員で力をあわせて危機を乗り切ることに。その場をなんとか逃れた彼らは助けに来たエレーナの父アレクセイ、そして、ヴァレンティーナの裏の顔を探っていたバッキー・バーンズともに、ことの真相を探るべく動き始める。キャッチーコピーが「最強じゃない、ヒーローじゃない、でも、やるしかない」なんですよ。ワクワクするじゃないですか。DCでも、悪役たちがチームを組む「スーサイド・スクワッド」がありましたが、カッチョ良かったもんなー。特にジョーカー界隈。ヒーローっぽさは今作の方があった気がします。DCの方は悪役は悪いままなんですよね。ただ、Marvelの方は実際みるとワクワクどこいった?ってなりました。まず、なんかカッコよくない。元々が悪役ではあるんですが、それでも主役になったからにはカッコよく見せてほしかった。その点では、前述の「スーサイドスクワッド」とは格段の差がありましたね。あと、今までのマーベル作品観てないと、それぞれのキャラクターの事情とか全くわからない。不親切。ファン以外置いてけぼりです。そして、勧善懲悪ってわけではないこと。今の時代、わかりやすい完全無欠のヒーローみたなのは流行らないのかな?ヒーローが、完全にヒーローじゃなくて、悪役が、完全に悪役じゃない。ものごっつい強いヒーローが悪いやつ叩きのめすみたいなわかりやすい図式じゃないんですよね。良い方もスネに傷があって、悪い方にも事情があって、根っから悪いわけじゃない。曖昧なんですよ。どこに感情移入したらいいか宙ぶらりんになっちゃう。まぁ、Marvelファンは観ないと仕方ないですが、MCUは観たり、観なかったりだったり、これからのシリーズも観ないかも?ならわざわざ観なくていいかも。★★☆☆☆サンダーボルツ* ブルーレイ+DVD セット【Blu-ray】 [ フローレンス・ピュー ]価格:4,258円(税込、送料無料) (2025/11/3時点)楽天で購入