映画の話 ヴィレッジ(映画館)
霞門村(かもんむら)という集落に暮らす片山優。幼い頃は、村の伝統である神秘的な薪能に惹かれ、幼馴染の美咲と能教室に通い平和に暮らしていた。しかしゴミ処理場の建設に関する事件により、父が死に、成長した優はギャンブルに狂った母の借金を返すためにゴミ処理場でイジメにも耐えながら働くドン底の日を送っていた。そこに東京から幼馴染の美咲が帰ってきた。美咲の助力もあり、優の人生に少しずつ明かりが見え始めてきたのだが…。暗そうだから、観るの躊躇ってましたが、今注目の監督だし、観てみました。やっぱり暗かったですね。思った通り救いようのないタイプの暗さ。つまらなくはないんですけどね。それどころか、没頭して観てしまうくらい引き込まれはします。でも、終わった後に、どよーんって気分になる映画って感じですね。今作は能の演目になぞらえて展開していくのが、面白かったです。不気味な雰囲気が上手く出ていた気がします。横浜流星くんは、男前なのに卑屈な感じがあると前から思っていたので、この役はバッチリでした。ドン底の時と、好転したときの変わってるけど、変われてないところがすごく上手かった。今Netflixで話題の「サンクチュアリ」で主演をされている一ノ瀬ワタルさんも出てるんですが、先にこの作品で彼を知ってしまったので、嫌悪感がすごくて「サンクチュアリ」を観る気がしない。すごく上手いのかもしれないけど、演技じゃない雰囲気がしてしまうんですよねー。こういう映画って、おすすめの仕方が難しいんですが、なんせ暗いし、なんか学べるとかってこともないですしね。社会の暗部を見せられるって感じなのかな?ただ後味の良い作品ではないですが、良い作品なんです。それ以上は言いようがないので、ご興味ある方は観てみてください!★★★☆☆【送料無料】新聞記者/シム・ウンギョン,松坂桃李[Blu-ray]【返品種別A】価格:3,530円(税込、送料無料) (2023/7/25時点)楽天で購入