快風身体均整院

均整師をはじめ手技療法家は、常に訓練が大切です。

先日、電車で座っているときに、均整法の指使いのひとつを訓練していました。

人差し指と中指の指先で交互に、自分の膝をパタパタパタ。軽くリズミカルに叩きます。

慣れないとすぐに指が疲れ、パタッ……パタッ……と途切れて、ぎこちなくなってきます。それを訓練で、ずっと同じリズムでできるようにするのです。

かなり長時間やっていて、ふと対面の座席を見ると、赤ちゃんを抱っこした若いママさんが、赤ちゃんの小さな手の甲にパタパタしていました。

いつの間にか、パタパタがうつったのですね。赤ちゃんはされながら笑っていました。

こちらがこわそうな雰囲気だったら、何か言われたら嫌だから、無意識にも決して真似などしないでしょう。

均整師としては、安心して真似されるオーラ（？）が出ていることは、ありがたいなと思いました。

オーラでも理想のイメージでもいいのですが、まずそれが先にあって、様々な勉強、訓練、そして経験を通じて、体をオーラのかたちに合わせていきます。

すご腕だけれど、ムスッとして頑固そうな先生のいる均整院には行きたくないですよね。

ではどんな院がいいかな？　とイメージした、自分の理想と合っているサインが、ママさんのパタパタ。

才能ある人が生まれつき特別なオーラを放つのではなく、「こんな◯◯になりたい！」と放ったオーラに自分を合わせていく。

身のまわりに起こる、ちょっとした出来事から、今の自分がどんな場所にいるのか、見えてきます。

均整お知らせコーナー