テーマ:囲碁全般(743)
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前回までは、ルールをひととおり説明するところまで取り上げましたね 簡単にまとめると、
という、内容でした。 今回は、入門者を実戦体験へ進めていきます。 入門用には、いろいろな指導法があります。
「ポン抜きゲーム」・・・・今まで入門用として広く使われている 「囲めば取れる」を認識するのに有効 「石埋め碁」・・・・・・・東大の囲碁講座で指導に使われた
使用碁盤
「6路盤」・・・打つ場所が狭く短時間で終わるため入門者向け 今期のNHK囲碁講座でも使用中 パチリコという製品もある(碁石が赤・白) 「7路盤」・・・「みんなで学ぶ楽しい囲碁入門教室」などでも使用 6路盤同様指導向け 「9路盤」・・・今まで広く入門に使われていた盤 「13路盤」・・入門からランクアップで、19路盤へのつなぎとして良い大きさの盤 「19路盤」・・通常「碁盤」といえば19路盤(タイトル戦などの正式手合いは19路盤)
「5路盤」・・・読むチカラを養うのに有効な大きさで、「5路盤上達法」などの本がある
6 実戦練習 「ポン抜き」
さて、いろいろ盤の大きさや方法がありますが、今回の講習会では7路盤使用で 「ポン抜き」から指導していました。 実際打たせて楽しさや勝負のドキドキ?間を味わってもらおう!との意向かと思います。 この時、先生が強調されていたことがひとつ。 「今からやるゲームは本当の≪囲碁≫ではありませんよ」 と、しっかり伝えておく、という事でした。 あくまでも、 「石を取る」「石を取られないように逃げる」練習に役立つゲーム、 と説明します。 もちろん、 「あいさつ」を必ずすることも忘れずに伝えます。 自由にしばらく打たせて、いったん休憩を入れます
7 休憩 次に、「本当の囲碁」に触れるために、頭をリフレッシュするのに有効
8 「本当の囲碁」(陣取りゲーム) 「これから、本当の囲碁をやってみましょう」と説明。
〇 模範碁 1局の流れをつかんでもらうために実際に並べてみせる 簡単に1手1手の意味も説明を加えるとわかりやすい 〇 決め打ち碁 時間に余裕があれば、終局に導きやすい形(白・黒の対称形)を あらかじめ作って続きを入門者同士で打たせてみる 〇 いよいよ実戦対局 ルールを確認して、自由に打たせる 第一目的は「楽しんでもらう事」だという事を忘れないように接する
入門教室の流れは、このような感じで進められていきました。 全体を通じて、子供たちが「楽しい」と思える事が大切ですので、指導する側が「ギョッ」 とするような珍手・妙手が出ても、頭から「否定」することはしません。
ここまでは、王唯任プロの講義でした。 次回から水間俊文プロによる「指導者の心得」の講義から、いくつかお話を紹介したいと 思います
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