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<<仕事と人生を30倍楽しくする4つのバリュー>>(第36号)
・それは自分の心を喜ばせていますか? ・自分からワクワクする明日へ挑戦していますか? ・今日はいくつ他人の笑顔を見ましたか? ・そんな自分が好きですか? 毎日の小さな気づきとの出会いが明日の夢を形作っていく。 4つのバリュー(価値観)を軸にそんな思いを込めて書いてます。。 <ご挨拶> 駆け抜けるように桜の季節が過ぎていきますね。 桜にはなぜか日本人の心を感じるのですが、不思議です。 それは花びらのの淡い色合いや、ほんのわずかの風に舞う様子や、 その立っている姿からなのでしょうか? <今回のテーマ> ”一生に一度の出会い” 先日NHKのプロジェクトXで、”たたら製鉄”の復活の話がありました。見た方おられるでしょうか? ”たたら製鉄”とは、弥生時代から伝わる日本独特の製鉄法で、世界最強の刃物と言われる日本刀を作っている鉄もこの”たたら製鉄”です。 映画もののけ姫にも、そこで働く人々の様子が出てきていたので知っている人も多いかもしれません。 この日本で1000年も続いてきた製鉄技術が、戦後途絶えようとしていました。それを復活させた人々、それが今回の主人公の若き技術者と、70を越える一人の老人でした。 もともとたたら製鉄の技術とは、大きな炉の中に木炭と砂鉄を3日3晩入れ続け、”村下(むらげ)”と呼ばれる技師長がその火の番をするもので、その火の音、色を見分ける技術は一子相伝で、日本に残っている村下は、その70を越える老人一人だったのだそうです。 気力、体力的にも炉に向かう力のなくなっていた老人を、若き技術者が熱意で動かし、たたらは再開します。けれど、その時老人は、決して若い技術者達にすべてをさせようとはしません。炉の壁を自分の足で踏んで作り、炉に砂鉄を入れ続けるのも老人でした。 すぐには成功できず、それでも炉に砂鉄を入れ続ける老人がある日倒れてしまいます。「代わります」という若者に、彼は言います。「いいや。たたらは子どもを育てるのと同じ、決して途中で投げ出すことはできない。」そしてまた炉に向かうのでした。。 今の日本の製造現場でそんな言葉の吐ける人が果たしているのでしょうか? どんな事があっても、自分がこの鉄を育てるんだ。そんな強さを感じました。 それは、表面的な理屈ではなくて、自分の仕事を誇りに思い、その仕事から決して目を逸らさない強さだと思います。 若き社員はそのたたら製鉄復活後、会社を辞めて、その老人に弟子入りします。9年後に村下として認めてもらった時の男泣きの映像が映っていたのですが、その時の彼の気持ちも自分には分かるように思いました。 それは、単にたたらの技術を習得した喜びではなくて、自分の心から尊敬できる人に出会い、その人に一生を掛けて惚れ込み、その相手と心通じ合えた事への喜びではないかと思います。 自分の中のありったけを込めて惚れる物、心から尊敬する誰か、それらに出会うには人生はあまりにも短いかもしれません。けれど、その出会いの瞬間のために、自分はこの平凡な毎日を悔いのないように懸命に生きていかなければ、と強く思います。心から尊敬する誰かに出会う日のために。 最後に「その老人がよく言われていた言葉はありますか?」という問いに、村下となった彼が答えたのは「そうですね。よく”仕事は楽しくなくちゃならない”と言っていました。」と答えたのも印象的でした。 あれだけの自分に対する厳しさの中で、仕事での楽しさを考える、こんな人達こそが、日本の生産技術を支えてきたんだな、と改めて思って涙した番組でした。 皆さんはどう思われますか? 素敵な気づきの輪が広がりますように。。 今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。 ―――――――――――――――――――――――――――――☆ このメイルの転送は自由です。友達の方にもお勧めください! 発行者:岸川 稔 意見、感想は下記アドレスまで。 => fwnd3113@mb.infoweb.ne.jp メールマガジンの登録・解除はこちら(著者HP)から => http://www.geocities.jp/meiko_value/ 『まぐまぐ』『E-Magazine』の配信システムを利用しています。 □■□■ 感謝の相互広告募集中です! □■□■ ★――――――――――――――――――――――――――――― お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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